福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
校内実習中、ソーシャルサービス班では、4回の喫茶実演会を実施しました。1回目の教員向けではテイクアウトも行いました。2・3回目は小学部中学部の児童生徒が来店し、全9席、毎回満席になるほどの盛況ぶりでした。4回目は保護者を迎え、また違った緊張感の中で実演会を終了しました。
喫茶のネーミングから、メニュー表、看板まで生徒の意見を取り入れ、手作りしました。無料の「ささやかなエール」「スマイル」の注文も殺到しました。
「エールがうれしかったです。」「接客、言葉づかいが丁寧でよかったです。」「姿勢と声の大きさが良かったです」等、たくさんの励ましの言葉をいただき、生徒の励みになり達成感にもつながりました。
生徒にとって、仕事をする大変さと喜びの両方を感じ取れた2週間でした。
2週間にわたって実施した高等部実習が、本日無事に終わりを迎えました。株式会社内田化工様から委託いただいたフルーツキャップ折り作業については、受注の数を大幅に超えた数のフルーツキャップを折ることができ、生徒も達成感を感じていました。
実習の振り返りでは、生徒から「効率よく作業することが大切だ。」「集中して作業するために作業方法を工夫した。」「休むべき時に休むことが大切だ。」などの発言があり、働くことの厳しさを痛感したと同時に、働くために大切なことを学ぶことができた実りのある実習となりました。
来週から通常の学習となります。実習で学んだこと、感じたことを糧に学校生活を送り、さらなる成長につなげていこう!!!
高等部実習も二週目に入り、終盤を迎えています。生徒たちの表情にも疲れが見え、働くことの大変さを日々感じていると共に、疲れたときの対処方法をどうしたらよいかなど実習中に自分と向き合う姿も見られています。
フルーツキャップ班では、作業班みんなで最終梱包作業を行いました。作業工程の集大成である梱包作業では、いつも以上に丁寧に作業をする姿が見られ、「周りに気をつけてね。」「こうした方が良いよ。」など生徒間でやりとりをしながら取り組んでいました。
実習も残すところ二日、もう一度、自分の目標を振り返り、駆け抜けよう!
19日から始まった高等部実習も一週目が終わり、折り返しを迎えました。高等部に入学し初めての校内実習ということもあり、緊張や不安があったと思います。しかし、一人一人自分で考えた実習目標を意識しながら、生き生きとした表情で実習に取り組む姿がありました。
さて、明日から2日間の休日となります。事前学習でも学習したように働く上で「休むこと」はとても大切なことです。生徒からは「土日しっかり休みます。」「自分の好きなことをしたい。」など体調管理や余暇活動につながる発言等がありました。2日間ゆっくり心と体を休めて、後半戦も頑張りましょう!!!
19日から始まった高等部校内実習も3日目に入りました。フルーツキャップ班では、株式会社内田化工様から委託いただいたフルーツキャップ折りの作業と校内の清掃作業に取り組んでいます。
生徒は、 働くことの大変さを感じつつも、一生懸命作業に取り組むことで、少しずつ手際がよくなっていることを感じ、成長している自分を実感することができています。また、生徒たちから「働くことは大変。これを毎日やっているお父さん、お母さんはすごい。」「昨日より少しでもたくさんできるように頑張りたい。」などの発言があり働くことへの意欲を高める様子が見られました。
19日(月)から現場実習が始まりました。校内実習の「ソーシャルサービス班」では、ホテル福島グリーンパレス様から、講師を招いて喫茶接遇についての講習会を行いました。
阿部元様、阿部真介様から実演、実技を含めた講習を受け、「接客に大切なこと」として、あいさつ、礼の仕方、プロの手洗い、トレンチの使い方等についての基本を学ぶことができました。
お忙しい中、講師の皆様ありがとうございました。教えていただいたことをさらに深めて、実演会を成功させられるようにがんばります!
6月16日(金)2校時に前期産業現場等における実習激励会を行いました。6月19日(月)から始まる2週間の実習に向けて、学級ごとに生徒一人一人が緊張しながらも、堂々と実習先と実習のめあてを発表しました。教頭先生からの激励に、気を引きしめている姿が見られました。
3校時は、校内実習(ソーシャルサービス、フルーツキャップ)、校外実習(企業、福祉)の4グループに分かれて、実習中に心がけることや、マナー、情報の取り扱い、通勤中のトラブル回避について、最終確認をしました。
2週間、目標達成に向けてがんばれ!!
先輩の話を聞く会を開催しました
5月25日(木)に本校体育館を会場に、先輩の話を聞く会を開催しました。
発表者として、サン・ベンディング福島の中野大樹さん、福祉ハウスボネールの髙橋良太さんに来校いただきました。
当日は、中学部、高等部の生徒、希望された保護者様、教員合わせて100名ほどが参加しました。
2名の先輩からは現在の仕事内容や、就労後に大変だったこと、働くことの喜びややりがい、支援学校の高等部在学中に身に付けてよかったことなどについて発表していただきました。
仕事の様子の映像や事前に準備いただいたスライドを見ながら、生徒たちは、真剣な表情で話しを聞いていました。
高等部は6月に現場実習がありますので、自分が実習を通して高めたい力を考える際にとても参考になると思います。中学部生徒は、「働くこと」に対するイメージを高める機会となりました。
2名の先輩方ならびにサン・ベンディング福島様、福祉ハウスボネール様には、貴重な機会をいただき本当にありがとうございました。
5月18日(木)福島県選挙管理委員会の方を講師にお招きし、高等部の2・3学年が参加しました。政治参加の第一歩である投票、選挙の実際についての講話を聴きました。その後、実際の選挙で使われている投票記載台や投票用紙、投票箱を使用して、模擬投票を行いました。実物の投票用紙に触れることで、紙ではないことや折っても開くこと、破れにくいことなどが実感できました。
すでに18歳を迎えた生徒は、より真剣に講演を聞く姿が見られました。
また、講演の前後に行われた本校社会科教諭による事前・事後学習をとおして、「決断したら責任がうまれる」ことを学びました。
今回学んだことを生かし、選挙の主役になってほしいと思います。
5月12日(金)、令和5年度生徒会総会が行われました。前半は、役員から昨年度の活動報告や決算報告があり、後半は今年度の活動計画案、予算案、委員会活動計画案についての説明がありました。「生徒会をみんなで作り上げよう」という気持ちのもと、高等部生徒全員が真剣な表情で参加し、役員と一緒に生徒会活動について考える貴重な時間となりました。
高等部1年生の作業学習オリエンテーションを実施しました。生徒たちは作業学習を通して将来の自己実現と社会参加に向けて、どのような力を身に付けてほしいなどの話を聞き、実際に2・3年生の先輩が作業している様子を見学しました。オリエンテーションを終えた後に、生徒たちからは「いろいろな製品があって驚いた。自分も作れるようになりたい。」「先輩たちの真剣な様子を見て、緊張感を感じた。」「園芸の仕事を頑張りたい。」などの言葉が聞かれ、作業学習への学習意欲の高まりを感じました。
今年度初めての生徒会主催の行事である学部交歓会が実施されました。1年生は、まだ慣れない学校生活の中、緊張の面持ちで自己紹介をしたり、担任担当の先生方の紹介をしたりしました。2,3年生は学年ごとに自己紹介を兼ねて1年生へ歓迎の意を込めた発表を行いました。2,3年生の発表後には先輩方の気持ちが伝わったようで、1年生も笑顔になっていました。
会が終わると、1年生の生徒からは、「2,3年の先輩たちの顔と名前を早く覚えて一緒に楽しく活動したい。」2,3年生からは、「学校生活に早く慣れて、毎日楽しく過ごしてほしい。」という声が聞こえてきました。
3月6日、13日、保健体育の授業で本校養護教諭が高等部1年1,2組、2年1,2組の女子生徒を対象に「月経(生理)の仕組みや手当の仕方」について話をしました。困ったことがあるときは、保護者や教員など周囲の大人に相談するといったことの大切さも学習しました。
保護者の方に興味をもっていただき、お子さんと話す機会になればと思っています。今後は月経(生理)の記録表の付け方や、異性との関わりについて学習する予定です。
令和5年3月10日、高等部1,2年生で今年度の作業学習の成果を発表する作業学習発表会を行いました。
目標として、1年間の作業学習で学んだこと、身につけたことを他者にわかりやすく伝えるためにはどうしたら良いかを考えて実践すること、友達の発表を聞き、いろいろな作業種があることを知ること、1年間を振り返る中で、成長した自分に気づくこと、を心がけて取り組むようにしました。
アクティブサービス班は、身につけた清掃方法について説明をしました。場所ごとに清掃の流れや留意点をまとめた掲示物を活用しながら説明をし、実際の清掃の様子を映像で紹介しました。
クリエイティブサービス班では、主な製品の製作方法について説明しました。工程ごとに難しいところや気を付けたところなどについて映像や実演を交えて説明をしました。また、2月の販売会でお客様からいただいてうれしかった言葉などを紹介しました。
1年間の作業学習で学んだことをしっかりと振り返ることができたことから、次年度はどのようなことを頑張っていくか1人1人が自分で考えて、次年度も目標をもって作業学習に取り組んでまいります。
令和5年2月16日に本校にて高等部3学年生徒を対象に「身だしなみ講座」を開催しました。
卒業を前に、身だしなみのポイントや大切さについて、より理解を深めるために、外部講師として、保原町出身のヘアメイクアップアーティストの佐藤美香様、保原町のビューティーサロン美香のオーナー佐藤幸様とスタッフの平山由美様、菅野裕美様にいらしていただきました。
内容としては、正しい洗顔と化粧水の付け方の体験や、ヘアカット、ヘアセット、眉そり、メイクなどをしていただきました。活動の中で、講師の方に自分の希望の髪型を伝えたり、メイクの方法をメイク練習シートを使いながら教えていただくなど、やりとりを楽しむ様子が見られました。
生徒からは「かわいくなった。これからも自分で髪の毛をとかしたり、肌のお手入れをしたりして、すてきな大人になりたい。」などの感想が聞かれました。
講師の皆様、今回は貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました。
令和5年2月7日に高等部1年1組の進路に関する事業所見学を実施しました。
「ウエルシア薬局伊達新梁川店」様と「有限会社すずらん工房」様の2カ所を見学させていただきました。
「働いている方々を見て、「働く」ことについて考える。」「いろいろな職種について情報を得る。」ことをねらいとして取り組みました。
ウエルシア薬局様では、実際に店内で品出し作業を体験せていただきました。品出しの方法や注意点等についてウエルシアオアシスの担当者様より御説明をいただいた後、商品を丁寧に扱いながら、決められた場所に並べていきました。また、お客様が通る際には、自ら「いらっしゃいませ。」と声を掛ける姿も見られました。実際に体験したことで、「接客」や「品出し作業」についての理解が深まることにつながりました。
すずらん工房様では、社長様より福祉サービスについて説明を聞いたり、実際に皆様が作業をしている様子を見学させていただいたりして、福祉サービス事業所について情報を得ることができました。また、一つの事業所内でも、いろいろな作業があることについても知ることができました。最後は、カフェすずらんで、各自好きなメニューを注文し、おいしくいただきました。
実際に体験したり、話を聞いたりしたことを、次年度の校外実習や進路を考える際に生かしていきたいと思います。
事業所の皆様、貴重な体験をさせていただきまして、本当にありがとうございました。
令和5年1月23日に高等部2年1組の進路に関する事業所見学を実施しました。
「ホテル福島グリーンパレス」様と「県北障害者就業・生活支援センター」様の2カ所を見学させていただきました。
「「働く」ことについて考える。」「就労するために必要な力について理解を深める。」「就労した後のサポート体制について情報を得る。」ことをねらいとして取り組みました。
ホテル福島グリーンパレス様では、客室清掃の様子を見学させていただき、鮮やかな手さばきでベッドメーキングを行う姿に、生徒たちの第一声は「かっこいい!」でした。説明の中で、「初めは誰でも、先輩に教えてもらいながら働くが、一つ一つきちんと覚えていけば、徐々に1人でできるようになっていく。」とあり、生徒たちは就職への不安な気持ちが少し軽減したようでした。
県北障害者就業・生活支援センター様では、センターの概要を聞いた後に、就労してからのトラブルへの対応方法について、選択方式で考え、その理由について一つずつ一緒に確認をしていきました。また、最後には、考えてきた質問をして、丁寧にお答えいただき、学校に戻ってからしっかりと振り返り、学習をまとめることができました。
自分の目で見たり、話を聞いたりしたことを、自分の進路を考える際に生かしていきたいと思います。
事業所の皆様、貴重な体験をさせていただきまして、本当にありがとうございました。
令和4年12月19日、20日に進路に関する事業所見学を実施しました。
「福祉サービス事業所について知る。」「働くことについて考える。」「どんな作業があるのか知る。」ことをねらいとして取り組みました。
19日(月)は高等部1年2組が「ほどはら授産所」様と「ボネール」様を見学させていただきました。
20日(火)は高等部2年2組、1,2年3組が「たけの子の家」様と「つくし」様、「ボネール」様を見学させていただきました。
開校して初めての事業所見学となりました。生徒たちは緊張しながらも、積極的に作業の様子を見たり、職員さんの話しを聞いたりしていました。
最後には、考えてきた質問をして、丁寧にお答えいただきました。
自分の目で見たり、雰囲気を肌で感じたりしたことを、自分の進路を考える際に生かしていきたいと思います。
事業所の皆様、貴重な体験をさせていただきまして、本当にありがとうございました。
12月19日(月)
12月20日(火)
12月5日(月)~9日(金)の5日間、高等部生活委員会のメンバー9名が、本校昇降口前で赤い羽根共同募金への募金活動を行いました。
寄付を呼び掛ける「募金ボランティア」を体験することで、ボランティアについて身近に感じることと、募金ボランティア活動を通じて、思いやりの心やたすけあいの精神を育むことを目的として行いました。
寒さが厳しい中、「募金へのご協力をお願いします。」「ありがとうございました。」と声をかけ、たくさんの児童生徒や保護者の方から募金のご協力をいただきました。募金は、伊達市社会福祉協議会保原支所を通して「社会福祉法人福島県共同募金会」に寄付いたします。後日、募金総額についてはおたよりでお知らせいたします。
ご協力をいただき、ありがとうございました。
12月7日~9日、郡山市民プラザギャラリーにて、福島県内の特別支援学校高等部の作品を集めた「第36回特別支援学校作品展」が開催されました。今回初参加となる本校からは、高等部1~3年生の美術の授業作品と、作業学習クリエイティブサービス班の製品を展示しました。それぞれの学校の特色を生かした、美術や書道の作品、作業学習製品が展示されており、とても見ごたえのある展覧会でした。