福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
入学式から1ヶ月半、1年生も学校に慣れて元気に学習を行っています。各学級での学習の約束も覚え、一人一人が課題に真剣に取り組んでいる様子が見られます。
小学部では、6年生がALTのジェイシー先生と外国語活動に取り組みます。今回は初めての外国語活動の学習でドキドキしている様子でしたが、歌やジェスチャーも交えて楽しく学ぶことができました。授業後には一緒に廊下を歩いて見送り、おしゃべりを楽しむ姿もありました。
月1回程度の学習ですが、年間を通して外国語や外国の文化に慣れ親しむ機会になることを期待しています。
入学式から2週間が経ち、小学部では「入学おめでとう会」が開かれました。1年生一人一人の自己紹介や、ダンス、バルーンといった活動を通して、楽しい時間を過ごしました。上級生からは、心のこもったプレゼントや、丁寧で一生懸命な進行・あいさつといったおもてなしもありました。
小学部のみんなが集まってこうしたレクリエーションを楽しむのは、だて支援学校開校以来初めてです。1年生を迎え、これから小学部41人でたくさんの思い出を作っていきたいと思います。
卒業式を翌日に控えた3月15日に、6年生がみんなで作り上げた卒業制作の贈呈式を校長室で行いました。大好きな校章を、板に彫刻刀で彫ったり、クラフトテープを貼ったり、色の砂で桃の花を表したり、それぞれに得意な方法で飾って完成させたプレートです。だて支援学校最初の卒業生として、長く使ってもらえるものを協力して作りました。校長先生からもあたたかい言葉をかけてもらい、翌日の卒業式を立派に迎えようという気持ちが強くなった贈呈式となりました。
2月17日(金)に「6年生ありがとう会」が、開かれました。5年生が中心となり、1~5年生みんなで準備した会です。6年生に感謝の思いを込めて、プレゼントやメッセージを送りました。6年生の小さい頃からの写真も紹介され、これまでの成長の歩みに感極まる姿も見られました。6年生からはお礼の言葉として、中学生に向けての決意を発表してもらいました。
会に参加したのは4年生以上の児童でしたが、3年生以下の児童も同じ時間に各教室で、6年生の紹介や1~5年生からのメッセージ動画を視聴しました。小学部のメンバーでの残り少ない時間を大事に過ごそう、という気持ちを強くもつことができたと思います。
小学部3~6年1組の児童9名は、12月から1月にかけて、生活単元学習で「モモのさとゆうびんきょく」の学習に取り組みました。梁川郵便局を見学し、郵便局の仕組みを学習した後、校内に「モモのさとゆうびんきょく」を開局しました。切手やポストを手作りして、全校の児童生徒や先生から年賀状を受け付け、集荷・消印押し・仕分け・配達の仕事を協力して行いました。自分の描いた絵が切手になったのを誇らしげに見せ合ったり、ハガキを受け取った友達の嬉しそうな顔を見て「喜んでくれて嬉しい。」と話したり。自分たちの「仕事」に達成感を味わうことができた学習でした。
3学期が始まって1週間、プレイルームでたくさんの器具が使えるようになりました。小学部の児童もすべり台やボールプールなどで、体を大きく使って遊びながら活動に取り組んでいます。自立活動や生活単元学習の時間が主となりますが、器具を用いた遊びを通して、体を動かす感覚や友達と一緒にいる心地よさを味わってほしいと願っています。
二学期最後の1週間は、だて支援学校に初めて積もった雪で始まりました。大喜びの子どもたちは、荷物の片付け・係といった朝の活動をてきぱき終え、かがやき広場へ出てさっそくの雪遊びです。雪を投げたり、雪だるまを作ったり、寝転んだり、思い思いに雪の感触を楽しみました。その時にしかできない活動を通して、子どもたちの感性が豊かになっていくことを願っています。
小学部では、4年生以上の児童が「つくろうクラブ」「おんがくクラブ」「あそびクラブ」の3つから興味があるものを選び、クラブ活動に取り組んでいます。そんな中、来年度のクラブ活動に向けて、3年生が各クラブの見学・体験を行いました。今回参加したのはつくろうクラブとあそびクラブ。上級生の様子を見て、その真似をしながらそれぞれの活動を楽しむことができました。次の学年を見据え、2学期中に全ての3年生が全クラブを見学・体験する予定です。
11月2日(水)に、郡山市にある遊園地「郡山カルチャーパーク」に行きました。ジェットコースターやメリーゴーラウンド、観覧車やコーヒーカップなどたくさんの乗り物に乗ることができ、とても楽しい思い出になりました。