福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
10月3日(木)に高等部1年生12名で阿武隈急行を利用し、「福島市公設地方卸売市場」「ザ・ビック鎌田店」に社会科見学に行ってきました。
卸売市場では、水産棟や青果棟などを見学したり市場の方のお話を聞いたりしました。たくさんの青果や水産物が全国から届いていることや市場の仕組みについて知ることができました。お昼には、市場の中で海鮮丼や生姜焼き定食をおいしく食べました。
ザ・ビッグ鎌田店ではグループごとに野菜売り場、果物売り場、魚売り場で商品の産地や価格、形態を調べました。グループ内で役割を分担し協力して取り組みました。見学を通して、「流通の仕組み」について学ぶことができた一日になりました。
10月2日(水)訪問学級の生徒もリモートにて参加し、高等部1学年全員でスポーツ大会を行いました。3つのチームに分かれ、ボッチャ、風船バレーに挑戦しました。競技の中では、友達がランプスを使って投げる際にみんなで支えあったり、悔しい表情をしている友達に励ましの言葉をかけたりするなど1学年としてのチームの絆が深まる時間となりました。
令和6年9月18日(水)に高等部生徒が校外実習等でお世話になっている企業の皆様や、支援機関の皆様に御来校いただき、高等部の作業学習の様子を見学していただきました。また、意見交換会として企業就労に向けて必要な力や支援体制などについて参加者の皆様から御意見をいただきました。
作業学習の見学では、アクティブサービス班では、ビルクリーニングのデモンストレーションや窓ふき等の清掃の様子を御覧いただきました。クリエイティブサービス班では、製作内容について生徒が説明をした後、製作の様子を御覧頂き、生徒たちに質問等で声をかけていただいたり、生徒がお教えしながら製作体験をしていただいたりしました。また、休憩時間にはコーヒー提供を通し、喫茶接遇の学習の成果を発表させていただきました。
意見交換会では、雇用する際に重視することとして「就労意欲があり、素直に話を聞くことができる。」「最後まであきらめずにやり抜くことができること。」など、具体的に御助言をいただきました。また、長く働くために必要なこととして「心身共に健康であること。そのためには家庭の協力が不可欠である。」「安定して働くためには、支援機関との連携と、学校や家庭との情報の共有も大切である。」などの御意見をいただきました。
生徒一人一人の可能性を広げられるように、今回いただきました御助言を教員で共有し、学習活動の中で生かしていきたいと考えています。 参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。
今年度も、福島公共職業安定所様と県北障害者就業・生活支援センター様に講師としてお越しいただきました。各機関の仕組み、働くために必要な力などについて分かりやすく、お話をいただきました。参加した生徒たちからは、「苦手なことには配慮してもらえますか。」「衣食住についての相談もありますか。」などたくさんの質問がでて、一つ一つ丁寧にお答えいただきました。また、参加していただいた保護者様からは「働く目的や進路について本人と一緒に考えていきたい。」「困った時に相談できる機関があることは親としてありがたい。」という感想が寄せられました。
講師の皆様ありがとうございました。
9月6日、地域連携作業学習第1回を実施しました。
今年度は保原総合公園様、簡易宿泊所とまっぺ様、伊達市役所様にご協力をいただき3箇所、全5回を予定しています。
今年度は働く上での、貢献、協力、達成感をキーワードに学習を展開しています。
第1回を終えた生徒たちからは、「使ってもらう人のことを考えて清掃することが貢献に繋がる。」「協力するためには挨拶や報告が大切。」「一緒に働いてもらった人がとても楽しそうに働いていた。仕事を楽しむことが達成感に繋がる。」という言葉が聞かれ、とても深い学びに繋がったと感じました。本当にありがとうございました。
次回も、よろしくお願いします。