福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
令和5年9月27日(水)に伊達市・伊達郡の福祉サービス事業所の皆様に御来校いただき、高等部の作業学習の様子を見学していただいた後、意見交換会として学校の学習内容についての質問や、卒業後に向けて必要な事などについて話し合いの場をもちました。
作業学習の見学では、生徒たちに質問等で声をかけてくださるようお願いしました。生徒たちは「お客様に聞かれたことに対して、ゆっくりで良いから自分の言葉で答える。」ことを目標としました。見学時には、自分の担当している作業について笑顔で伝えている生徒の姿が多く見られました。そこには「相手に伝えたい気持ち」があり、伝えられたことで、「達成感」を感じている表情があふれていました。
意見交換会では、作業学習の見学から、「答えをすぐに提示せず、本人に考えさせる先生たちのかかわり方を事業所でも心掛けたい。」とか「在学中には、たくさんのことに挑戦し、自分で進路を選択できるようにすると良い。」などたくさんの御感想、御助言をいただきました。
現場実習の際などには、生徒一人一人の支援方法について情報を共有しながら、より充実した実習を実施できるように、今後も関係者の皆様とのつながりを密にしていきたいと思います。
参加してくださった事業所の皆様、お忙しい中、貴重な御意見をいただき本当にありがとうございました。
伊達市総合公園内にある簡易宿泊所とまっぺ様において、アクティブサービス班の生徒4名が清掃作業を行わせていただきました。実際に利用者の方が宿泊する部屋の清掃を体験させていただき、とても貴重な体験となりました。生徒たちからは、「技能大会に向けて頑張ったことが、生かせた。」「弟が宿泊した施設を清掃できて嬉しかった。」「次に利用する人たちに気持ちよく使ってもらえたらうれしい。」などの感想が聞かれました。
作業している様子を見ていただいた施設の方からは、「礼儀正しく、丁寧に作業している様子を見ることができ、感動した。」という感想と併せて、「清掃は常に同じ状態を保つために行う。」という仕事の心構えを教えていただきました。
昨年度に引き続き、高等部アクティブサービス班では地域連携作業学習として、保原総合公園の清掃活動を実施しました。
第一回の9月8日(金)は「ほばら大泉球場の清掃活動」、第二回の9月15日(金)は「フットボール場の清掃活動」を行いました。残暑厳しい中での活動となりましたが、生徒一人ひとりが地域の一員として自分にできる活動を懸命に行う姿が見られました。
地域連携作業学習は12月1日(金)と12月15日(金)と実施予定ですので、地域に貢献するという気持ちをもって頑張って欲しいと思います。
9月19日(火)に、阿武隈急行線と飯坂線を乗り継ぎ、曽根田駅に向かい、ダイユーエイトMAXふくしま店へ行きました。電車内では、事前学習で学んだ公共のマナーやルールを意識しながら、車窓からの景色や電車の揺れを楽しむ姿が見られました。買い物学習では、今後の学習で使用するオーブン粘土を購入し、先生と一緒にセルフレジにて会計を済ませ購入することができました。それぞれ目標を立てて校外学習に臨み、初めての体験に戸惑う場面も見られましたが、先生とやりとりしながら楽しく活動する姿が見られ、実りのある学習となりました。校外学習を楽しみにしていた生徒たちは終始良い表情で活動していました。購入したオーブン粘土がどのような作品に生まれ変わるか楽しみです。
昨年度に引き続き、福島公共職業安定所様と県北障害者就業・生活支援センター様に講師としてお越しいただきました。各機関の仕組み、働くために必要な力などについて分かりやすく、お話をいただきました。参加した生徒たちからは、「仕事を選ぶ際の参考になった。」「人間関係を良好にするために自分から挨拶をしたい。」などの言葉が聞かれました。また、参加していただいた保護者様からは「生徒の将来にむけて、各機関と連携していきたい。」「進路や職業生活へ不安があったが、いろいろな相談する機関があることを知ることができてよかった。」という感想が寄せられました。
高等部奉仕活動を初めて実施しました。学校周辺から、普段通学路で使用している大泉駅方面、伊達高等学校周辺のゴミ拾いや除草作業を行いました。生徒会会長の「みんなや地域の人たちが気持ち良く過ごせるようにきれいにしましょう。地域の人に会ったら元気よくあいさつしましょう。」という挨拶を聞き、生徒たちも「学校の建物の周りをきれいにしよう。」「普段使っているところをきれいにして気持ちよく通学しよう。」と袋いっぱいになるまで懸命にゴミを拾ったり、除草したりしていました。拾ってきたごみを自分たちで分別するなど環境保全にも関心を持って取り組みました。生徒たちから、拾ったごみを見て「こんなごみもあったんだ。」「たくさんゴミ拾えたなあ。」などの声が聞かれ達成感を感じたようでした。
高等部全員が協力しながら作業し、有意義な奉仕活動になりました。
8月4日に行われる第11回福島県特別支援学校作業技能大会に向けて、校内発表会を行いました。生徒たちは夏休み期間中、大会に向けて真剣に練習を積み重ねてきました。校内発表では、校内の先生方の前で発表することで、大会当日に近い緊張感を味わうことができました。この経験を本番に生かし、自分のベストを発揮することを期待したいと思います。
7月12日(水)に伊達市自立支援協議会就労支援部会の福祉事業所製品販売会で、本校高等部の作業製品を販売する機会をいただきました。
今回は、高等部を代表して3年生4名が販売をしました。
販売した製品は、クリエイティブサービス班の手工芸品とアクティブサービス班の花苗です。一般の方を対象に販売するのは、だて支援学校が開校してから初めての機会でした。市役所に来所した方々から製品について聞かれて、自分の言葉で一生懸命に説明する姿が見られました。
今回の経験を高等部生徒で共有し、生徒たちの「働く喜び」や「働く意欲」につなげ、さらに、地域の中で活躍できる人材育成につなげていきたいと思います。
関係者の皆様、貴重な経験をいただきましてありがとうございました。
今年度初めての行事となる「第1回スポーツ大会」が開かれました。1,2,3学年問わず紅白に分かれてチーム対抗で行う競技、好きな球技を選択して行う競技、部活動紹介など多くのスポーツに触れ合う形で行われました。
チーム対抗の競技では、学校にまつわる〇✕クイズ、難易度を変えた紅白玉入れ、ボールの大きさや運ぶアイテムを変えたボール運びリレー、ボッチャ、ダンスは全員で参加し、生徒たちは、どの競技も張り切って楽しんで参戦していました。また、同じチームの人を懸命に応援する姿も随所で見られチームの一体感が感じられました。
選択競技では、好きな球技を選択して先生方相手に楽しみながら本気で対戦していました。風船バレーやパラバルーンの活動でも、みんなが笑顔で身体全体を使って動いていました。
参観していた保護者の方からは、「先生も生徒もみんなが楽しんでいて、見ている方も楽しい気持ちになりました」「生徒たちが生き生きとスポーツを楽しんでいたと感じました」という感想をいただきました。
6月に終了した前期産業現場等における実習の様子を見たり、実習先からのアドバイスについて話を聞いたりすることで、進路に関する情報を得たり、自分の進路について考えたりする機会とするために企画しました。
学年が上がるにしたがい、「自分の進路を決めるのは自分」という思いを強く持っていることが感じられました。
ワークシートに取り組みながらの50分では、時間が足りないほど、充実した会になりました。
この学習会で学んだことが、後期産業現場等における実習につながることを信じています。
【1学年】
【2学年】
【3学年】
7月7日(金)、八巻興業株式会社清掃部長人見竜太様に御来校いただきビルクリーニング講習会を実施いたしました。生徒たちは、8月4日に開催される第11回特別支援学校作業技能大会ビルクリーニング部門に出場します。目標とする級の取得を目指し、自分で分からないことを質問したり、休み時間も自ら練習したりするなど真剣に受講していました。
6月19日(月)から30日(金)までの前期現場実習が終わり、7月3日(月)全員で反省会を行いました。
まず、実習の目標に対しての反省を一人一人発表しました。「できたこと」だけではなく、これからの課題についても、自分の考えをしっかり発表することができました。
次に、キャリア支援部長の話を聞きながら、ワークシートに取り組み、実習で取り組んだ作業内容や心がけたことなどを振り返りました。
また、今回の作業内容は自分に向いていたかなど自己理解を深めたり、どんな作業がしたいかなど考えたりしました。
7月13日(木)の進路学習会ではさらに学年ごとに学びを深めたいと思います。
現場実習では、実習生を受け入れてくださった事業所の皆様、生徒のサポートをしてくださった保護者の皆様、御協力をいただき、大変ありがとうございました。
校内実習中、ソーシャルサービス班では、4回の喫茶実演会を実施しました。1回目の教員向けではテイクアウトも行いました。2・3回目は小学部中学部の児童生徒が来店し、全9席、毎回満席になるほどの盛況ぶりでした。4回目は保護者を迎え、また違った緊張感の中で実演会を終了しました。
喫茶のネーミングから、メニュー表、看板まで生徒の意見を取り入れ、手作りしました。無料の「ささやかなエール」「スマイル」の注文も殺到しました。
「エールがうれしかったです。」「接客、言葉づかいが丁寧でよかったです。」「姿勢と声の大きさが良かったです」等、たくさんの励ましの言葉をいただき、生徒の励みになり達成感にもつながりました。
生徒にとって、仕事をする大変さと喜びの両方を感じ取れた2週間でした。
2週間にわたって実施した高等部実習が、本日無事に終わりを迎えました。株式会社内田化工様から委託いただいたフルーツキャップ折り作業については、受注の数を大幅に超えた数のフルーツキャップを折ることができ、生徒も達成感を感じていました。
実習の振り返りでは、生徒から「効率よく作業することが大切だ。」「集中して作業するために作業方法を工夫した。」「休むべき時に休むことが大切だ。」などの発言があり、働くことの厳しさを痛感したと同時に、働くために大切なことを学ぶことができた実りのある実習となりました。
来週から通常の学習となります。実習で学んだこと、感じたことを糧に学校生活を送り、さらなる成長につなげていこう!!!
高等部実習も二週目に入り、終盤を迎えています。生徒たちの表情にも疲れが見え、働くことの大変さを日々感じていると共に、疲れたときの対処方法をどうしたらよいかなど実習中に自分と向き合う姿も見られています。
フルーツキャップ班では、作業班みんなで最終梱包作業を行いました。作業工程の集大成である梱包作業では、いつも以上に丁寧に作業をする姿が見られ、「周りに気をつけてね。」「こうした方が良いよ。」など生徒間でやりとりをしながら取り組んでいました。
実習も残すところ二日、もう一度、自分の目標を振り返り、駆け抜けよう!
19日から始まった高等部実習も一週目が終わり、折り返しを迎えました。高等部に入学し初めての校内実習ということもあり、緊張や不安があったと思います。しかし、一人一人自分で考えた実習目標を意識しながら、生き生きとした表情で実習に取り組む姿がありました。
さて、明日から2日間の休日となります。事前学習でも学習したように働く上で「休むこと」はとても大切なことです。生徒からは「土日しっかり休みます。」「自分の好きなことをしたい。」など体調管理や余暇活動につながる発言等がありました。2日間ゆっくり心と体を休めて、後半戦も頑張りましょう!!!
19日から始まった高等部校内実習も3日目に入りました。フルーツキャップ班では、株式会社内田化工様から委託いただいたフルーツキャップ折りの作業と校内の清掃作業に取り組んでいます。
生徒は、 働くことの大変さを感じつつも、一生懸命作業に取り組むことで、少しずつ手際がよくなっていることを感じ、成長している自分を実感することができています。また、生徒たちから「働くことは大変。これを毎日やっているお父さん、お母さんはすごい。」「昨日より少しでもたくさんできるように頑張りたい。」などの発言があり働くことへの意欲を高める様子が見られました。
19日(月)から現場実習が始まりました。校内実習の「ソーシャルサービス班」では、ホテル福島グリーンパレス様から、講師を招いて喫茶接遇についての講習会を行いました。
阿部元様、阿部真介様から実演、実技を含めた講習を受け、「接客に大切なこと」として、あいさつ、礼の仕方、プロの手洗い、トレンチの使い方等についての基本を学ぶことができました。
お忙しい中、講師の皆様ありがとうございました。教えていただいたことをさらに深めて、実演会を成功させられるようにがんばります!
6月16日(金)2校時に前期産業現場等における実習激励会を行いました。6月19日(月)から始まる2週間の実習に向けて、学級ごとに生徒一人一人が緊張しながらも、堂々と実習先と実習のめあてを発表しました。教頭先生からの激励に、気を引きしめている姿が見られました。
3校時は、校内実習(ソーシャルサービス、フルーツキャップ)、校外実習(企業、福祉)の4グループに分かれて、実習中に心がけることや、マナー、情報の取り扱い、通勤中のトラブル回避について、最終確認をしました。
2週間、目標達成に向けてがんばれ!!
5月12日(金)、令和5年度生徒会総会が行われました。前半は、役員から昨年度の活動報告や決算報告があり、後半は今年度の活動計画案、予算案、委員会活動計画案についての説明がありました。「生徒会をみんなで作り上げよう」という気持ちのもと、高等部生徒全員が真剣な表情で参加し、役員と一緒に生徒会活動について考える貴重な時間となりました。