福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
10月21日から11月1日にかけて実施された、産業現場等における実習の反省会を行いました。
生徒たちは実習の前に設定した目標に対して振り返り、反省やこれから頑張ってみたいことを発表しました。その後、実習を通して感じた成長や自分の得意なこと、自分の課題について気が付いたことについてまとめる学習を行いました。今後は、実習で得たことを、生徒たちの自立と社会参加に向けて、生きた学びとなるように取り組んでいきたいと思います。
実習に御協力いただきました、実習先の皆様、保護者の皆様、本当にありがとうございました。
11月8日(金)に1学年13名で宮城方面へ学習旅行に行ってきました。
午前中は、大崎市にある『感覚ミュージアム』を見学しました。感覚をテーマとした作品や演出を鑑賞したり、体験したりし、視覚・聴覚・嗅覚といった五感を再認識することができました。
午後は、『仙台市縄文の森広場』へ移動し、土笛づくりを体験しました。スタッフの方の説明を聞きながら事前に考えたデザインを形にしていきました。1、2ヵ月乾燥させ、焼成して完成となります。どのような音色になるのか今から楽しみです。
今回の学習旅行では、友達と協力して学習したり、友達と一緒に楽しく体験したりする姿がたくさん見られました。1学年の絆が更に深まった一日となりました。
10月18日(金)2校時に後期産業現場等における実習の激励会を行いました。10月21日(月)から始まる2週間の実習に向けて、学級ごとに生徒一人一人が実習先と実習のめあてを発表しました。前期現場実習の激励会と比べると、ゆっくり、はっきりと話す姿が増えており、自分の言葉に自信をもつことができていることが分かりました。
その後、校長先生からの話を聞いて、しっかりとキーワードをメモしている姿も多くみられました。
3、4校時は、校内実習(ソーシャルサービス班、フルーツキャップ班)、校外実習(企業、福祉)の4グループに分かれて、実習中に心がけることや、マナー、情報の取り扱い、通勤中のトラブル回避について、最終確認をしました。
自分の目標を常に意識しながら、充実した2週間にしてきてください!
高等部2学年は10月1日から4日にかけて、3泊4日で北海道方面へ修学旅行に行ってきました。今回の修学旅行は“違い”をテーマに、北海道の文化や食、気候、そして市立札幌みなみの杜高等支援学校様との交流学習を通して、学校の違いや同じ年代の仲間の考え方の違いについて知ることができました。今後は、修学旅行での学びをまとめ、自分たちをより大きく成長させることができるように新しいチャレンジしていきたいと思います。
10月10日(木)に、本校で福島東稜高等学校スポーツ健康コース1年生31名と交流及び共同学習を行いました。初めのうちは緊張している様子も見られましたが、ボッチャや互いの学校紹介クイズ、風船バレーを通して徐々に緊張がほぐれ、良い雰囲気の中で楽しく活動に取り組むことができました。
同年代の生徒と交流できたことは、今後の学校生活の励みにもなる貴重な時間となりました。
参加していただいた福島東稜高等学校の教員・生徒の皆様に感謝いたします。
10月3日(木)に高等部1年生12名で阿武隈急行を利用し、「福島市公設地方卸売市場」「ザ・ビック鎌田店」に社会科見学に行ってきました。
卸売市場では、水産棟や青果棟などを見学したり市場の方のお話を聞いたりしました。たくさんの青果や水産物が全国から届いていることや市場の仕組みについて知ることができました。お昼には、市場の中で海鮮丼や生姜焼き定食をおいしく食べました。
ザ・ビッグ鎌田店ではグループごとに野菜売り場、果物売り場、魚売り場で商品の産地や価格、形態を調べました。グループ内で役割を分担し協力して取り組みました。見学を通して、「流通の仕組み」について学ぶことができた一日になりました。
9月6日、地域連携作業学習第1回を実施しました。
今年度は保原総合公園様、簡易宿泊所とまっぺ様、伊達市役所様にご協力をいただき3箇所、全5回を予定しています。
今年度は働く上での、貢献、協力、達成感をキーワードに学習を展開しています。
第1回を終えた生徒たちからは、「使ってもらう人のことを考えて清掃することが貢献に繋がる。」「協力するためには挨拶や報告が大切。」「一緒に働いてもらった人がとても楽しそうに働いていた。仕事を楽しむことが達成感に繋がる。」という言葉が聞かれ、とても深い学びに繋がったと感じました。本当にありがとうございました。
次回も、よろしくお願いします。
7月31日に行われた第12回福島県特別支援学校作業技能大会報告会を、8月30日に実施しました。出場した生徒たちの実際の映像を学部全員で見た後に、感想発表も行いました。出場した生徒たちからは「練習することでできないことができるようになることが分かった。」「チャレンジしたことで自信がついた。」「お家の人に応援に来てもらえてうれしかった。」という言葉が聞かれました。また、報告会を聞いた生徒たちは「来年は自分もチャレンジしたい。」という言葉が聞かれました。
8月29日(木)高等部始業式を行いました。暑さを考慮し体育館から視聴覚会議室に変更しました。校長先生は『パリオリンピック』や『高校野球』のスポーツ選手の試合に対するあきらめない気持ちやチームワークで事をやり遂げることの大切さ、2学期の行事や進路実現に向けて真剣に取り組むことの大切さについて話されました。また、学部代表の生徒による「2学期の抱負」では、だてっこみらいフェスティバルや後期産業現場等における現場実習に積極的に参加することを力強く発表することができました。
7月18日(木)に高等部1年3組、1年4組、2・3年3組で校外学習を行いました。阿武隈急行と飯坂電車を乗り継ぎ、ダイユーエイトMAXふくしまへ行きました。
電車の乗降車時には、阿武隈急行や飯坂電車の皆さんにスロープの準備をしていただきました。生徒たちは、電車の中から見える流れる景色や揺れる感覚を楽しみながら、快適な電車の旅をすることができました。買い物では、自分で選んだ物品をバーコードリーダーにかざし、会計を済ませることができました。今回、分担して購入してきた色セロハン、アルミホイルは2学期の製作の学習で使用します。大泉駅に到着後、「楽しんできました。」「大泉駅に無事つきました。これから学校へ帰ります。」とリモートで教頭先生へ報告しました。
高等部2学年では、1学期の保健体育の授業にて「けがの防止と応急手当」について学習してきました。第1回では「けがの原因と防止」を学習し、第2回では「けがした時の簡単な応急手当」を養護教諭と連携し、第3回では「大切な人を守るための行動」を日本赤十字社福島支部の方をゲストティーチャーに招いて学習を進めてきました。
単元を学び終えた生徒達からは、「災害等に備えて情報を収集することが大切だ。」「命を救う大変さが分かった。」「もしもの時は助けを呼ぶ。」など命の大切さや応急手当時の対応について様々な言葉が聞かれました。今回の学習で学んだことを学校生活や家庭生活に活かしてほしい思います。
7月6日土曜日、ポリテクセンター福島にて第23回福島県障がい者競技大会が開催されました。本校からは、高等部2名の生徒がビルクリーニング競技に参加しました。生徒達は緊張感のある雰囲気の中、練習の成果を十分に発揮し、競技を終えることができました。
結果は、入賞とはいきませんでしたが、大会を終えた生徒からは「入賞はできなかったけど、練習でやってきたことは出すことができた。」「来年は入賞したい。」などこれまでの練習や競技を終えた達成感や来年を見据えた言葉が聞かれ、凛とした表情が印象的でした。大会に出場し、経験したことや感じたことをこれからの学習に活かしてほしいと思います。お疲れさまでした。
6月10日(月)から始まった校内実習「ソーシャルサービス班」では喫茶接遇と事務サービスの作業に取り組んでいます。
校内実習中、4回の喫茶実演会を予定しており、14日(金)には、1回目の教職員向け実演会が行われました。1週間の練習で身につけた喫茶接遇の基本である言葉遣いや動作に気を付けて接客をすることができました。お客様から「ありがとう。」や「おいしかったよ。」と声をかけていただき、生徒たちも達成感を感じる機会になりました。
3月19日(火)高等部修了式を終えることができました。
1学年代表の大槻穏風さん、2学年代表の小野詩織さんの2名が校長先生から修了証書を授与されました。
校長先生からは1年間の学びについてお話があり、生徒それぞれに振り返ることができました。
新年度では、今年度学び行動したことから更なる成長につながるように期待をしています。
また、修了式後に学部集会が行われ、第138回日本語ワープロ検定、令和5年度日本漢字能力検定合格者への賞状伝達、春休みの過ごし方、離任式、始業式の行事について確認を行いました。
3月1日(金)本校第2回目の高等部卒業証書授与式が行われ、11名が社会へ巣立ちました。
送辞では現生徒会長の鑓水ゆきえさんが、先輩への感謝と旅立つことへのエールを送りました。
答辞では前生徒会長の遠藤雅実さんが、思い出、後輩・保護者・先生方への感謝の言葉や社会人となる決意を述べました。
卒業生の皆さん、だて支援学校での学びを胸に、大きく羽ばたいてください。応援しています。
2月15日(木)に本校にて実施された、第138回ワープロ検定試験に見事、高等部の5人が合格しました。
3年生の3人には、卒業式前日に、校長先生から合格証を頂きました。
3人の努力に拍手を送ります。卒業しても努力を怠らず、大きく羽ばたいてくれることを願っています。おめでとう!!!
3級合格 髙橋翼 原大翔
4級合格 本間陽空
2月26日(月)、高等部1年3組と2・3年3組の生徒5名で「3年生ありがとうの会」を行いました。今回の単元は、家庭「調理の基礎」と道徳「感謝」から簡単な調理をすることと感謝の気持ちを伝えることを目標にして進めてきました。
調理では、包丁や泡立て器などの用具を先生と一緒に正しく使いながら、フルーツヨーグルトを作ることができました。それぞれの役割を果たし、片付けまで協力しながら行うことができていました。
会の中では、調理したフルーツヨーグルトを食べながら、これまでの学習の様子を振り返り懐かしむ姿やレクリエーションをしてみんなで楽しむ姿、それぞれの生徒が自分なりの方法で「ありがとう。」を伝える姿が見られ、とても和やかな時間でした。
令和6年2月21日(水)に高等部の作業学習発表会を行いました。
この1年間の学習のまとめとして、アクティブサービス班、クリエイティブサービス班それぞれが、学習内容、成果と今後の課題を発表しました。
発表会では「相手に伝えるために話し方や表現方法を工夫する。」ことや「発表の準備や練習を通して自分の成長に気付くこと。」を目標としました。
互いの発表を聞きながらメモをしたり、相手の頑張りに拍手を送ったりする生徒の様子が見られました。「互いの成長を感じ、次の目標に気持ちを向ける。」機会になったようで、生徒一人一人の達成感に満ちた表情が印象的でした。
2月14日(水)高等部の3年生を送る会を行いました。新生徒会会長から「今までの感謝の気持ちを最大限にという気持ちで盛り上げます。」というあいさつがあり、そのあいさつ通り、3年生に喜んでもらえるように、思い出に残るようにと1,2年生それぞれの学年でクイズ、ダンス、ゲームなど準備したものを披露して一緒に楽しい時間を過ごしました。3年生から、お礼に「今までありがとう」というメッセージをもらい、感動と寂しさで涙ぐむ在校生もいました。心温まる3年生を送る会となりました。
令和6年2月2日(金)本校にて、高等部3学年の企業就労希望生徒を対象に、職業講話を行いました。
講師として福島公共職業安定所 専門援助部門様にいらしていただきました。「就職目前!職業ガイダンス」と題して、「長く働くために大切なこと」や「職場でのルールやマナー」などについて、生徒たちとやりとりを交えながらお話していただきました。4月に就職を控えた生徒たちは真剣に話を聞き、問いかけによく考え、自分の言葉で答える姿が見られました。
就職に向けて心配だったことについても聞くことができ、生徒たちからは「働く意欲を持ち続けられるように心身の健康に気を配るようにする。」「積極的、肯定的、協力的に自ら進んで対応したい。」など前向きな感想が寄せられました。