福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
9月19日(火)に、阿武隈急行線と飯坂線を乗り継ぎ、曽根田駅に向かい、ダイユーエイトMAXふくしま店へ行きました。電車内では、事前学習で学んだ公共のマナーやルールを意識しながら、車窓からの景色や電車の揺れを楽しむ姿が見られました。買い物学習では、今後の学習で使用するオーブン粘土を購入し、先生と一緒にセルフレジにて会計を済ませ購入することができました。それぞれ目標を立てて校外学習に臨み、初めての体験に戸惑う場面も見られましたが、先生とやりとりしながら楽しく活動する姿が見られ、実りのある学習となりました。校外学習を楽しみにしていた生徒たちは終始良い表情で活動していました。購入したオーブン粘土がどのような作品に生まれ変わるか楽しみです。
昨年度に引き続き、福島公共職業安定所様と県北障害者就業・生活支援センター様に講師としてお越しいただきました。各機関の仕組み、働くために必要な力などについて分かりやすく、お話をいただきました。参加した生徒たちからは、「仕事を選ぶ際の参考になった。」「人間関係を良好にするために自分から挨拶をしたい。」などの言葉が聞かれました。また、参加していただいた保護者様からは「生徒の将来にむけて、各機関と連携していきたい。」「進路や職業生活へ不安があったが、いろいろな相談する機関があることを知ることができてよかった。」という感想が寄せられました。
高等部奉仕活動を初めて実施しました。学校周辺から、普段通学路で使用している大泉駅方面、伊達高等学校周辺のゴミ拾いや除草作業を行いました。生徒会会長の「みんなや地域の人たちが気持ち良く過ごせるようにきれいにしましょう。地域の人に会ったら元気よくあいさつしましょう。」という挨拶を聞き、生徒たちも「学校の建物の周りをきれいにしよう。」「普段使っているところをきれいにして気持ちよく通学しよう。」と袋いっぱいになるまで懸命にゴミを拾ったり、除草したりしていました。拾ってきたごみを自分たちで分別するなど環境保全にも関心を持って取り組みました。生徒たちから、拾ったごみを見て「こんなごみもあったんだ。」「たくさんゴミ拾えたなあ。」などの声が聞かれ達成感を感じたようでした。
高等部全員が協力しながら作業し、有意義な奉仕活動になりました。
8月4日、ビックパレットふくしまにおいて第11回福島県特別支援学校作業技能大会が行われました。本校からはビルクリーニング部門3名、喫茶接遇サービス部門2名、プレゼン部門4名、作業製品部門4品がエントリーしました。生徒たちは日頃の練習の成果を十二分に発揮することができました。また、大会に向けての練習においては目標に向かって努力することの大切さを学び、大会を通して外部専門家の方から頂いた他者評価より新たな課題を発見する貴重な機会となりました。
また、本校の3年1組髙橋翼さんと2年2組髙橋結愛さんが参加者の代表として“今までの努力”と“挑戦することのできる喜び”の想いを込め、堂々と開会宣言を務めました。とても緊張した様子でしたが、会場から大きな拍手が送られました。
結果については以下のとおりです。
◎ビルクリーニング部門
〇ダスタークロス
1年 鈴木和真 1級
2年 関根日向葵 3級
3年 遠藤雅実 2級
〇水モップ
3年 遠藤雅実 1級
〇テーブルクロス
1年 鈴木和真 1級
2年 関根日向葵 2級
3年 遠藤雅実 1級
◎喫茶接遇サービス部門
3年 長谷部愛菜 1級
3年 髙橋翼 2級
◎作業製品品評部門
〇革工製品部門
ふせんケース 金賞
小銭入れwithパスケース 銅賞
〇手工芸製品部門
マグネットクリップ 銅賞
8月4日に行われる第11回福島県特別支援学校作業技能大会に向けて、校内発表会を行いました。生徒たちは夏休み期間中、大会に向けて真剣に練習を積み重ねてきました。校内発表では、校内の先生方の前で発表することで、大会当日に近い緊張感を味わうことができました。この経験を本番に生かし、自分のベストを発揮することを期待したいと思います。