福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
令和5年11月25日(土)に本校にて、保護者対象の高等部現場実習報告会を行いました。土曜日ということもあり、保護者だけでなく兄弟も参加してくださった家庭もありました。
進路指導主事から後期の現場実習の概要説明をし、実習の様子の動画を視聴していただきました。生徒が真摯に実習に取り組む様子を見ていただき、また、1、2年生の保護者にとっては次年度に向けての情報収集の場にもなったかと思います。
1、2年生は、次年度に向けて、より具体的に自分の進路を考えていくことができるように取り組んでまいります。3年生はいよいよ進路が決定する時期を迎えますので、進路実現に向けて1つ1つ準備を進めていきます。
高等部2学年は、11月14日(火)~17日(金)、関西方面へ修学旅行に行ってきました。
【1日目】
仙台空港より伊丹空港へ空の旅。大阪到着後は、道頓堀、大阪城、海遊館の散策や見学をし、大阪の歴史や食文化、商業等を知ることができました。
【2日目】
USJでのグループ活動。絶叫系アトラクションでスリルを味わったり、ライブミュージカルに感動したり、それぞれ思う存分満喫しました。
【3日目】
京都市内での班別活動を実施しました。
『京都のレガシーズ(神社・寺院グループ)』は、三十三間堂、伏見稲荷、金閣寺を見学。
『Delicious Eat(食グループ)』は、箸作り体験、動物園見学、抹茶体験。
『SARY探検隊(伝統文化・伝統工芸グループ)』は、金閣寺見学、組み紐作り、着付け体験、錦市場散策。
【4日目】
最終日は、清水寺と京都タワーへ。京都の自然や文化、地理等に触れ、古都の魅力をより感じることができました。見学後は、京都駅から新幹線とバスを乗り継ぎ、帰校しました。
大阪・京都の文化や食等を通し、福島との違いを体感すると共に友だちとの絆が深まる4日間となりました。
11月1日(水)に、第2回保護者進路研修会として、伊達市・伊達郡の福祉サービス事業所の方々に来校していただき、各事業所の説明をしていただきました。
当日は、小・中学部、高等部の保護者が参加し、22カ所の事業所の説明を聞くことができました。パンフレットや事前の資料も御提供いただいたおかげで、情報をたくさん得る機会となりました。
参加した保護者からは「一度にたくさんの話を聞くことができて良かった。」「将来の見通しをもつことができた。」「見学に行く時の参考にさせていただきたい。」など、参加して良かったとの感想をいただきました。
12月には「年金セミナー」を予定していますので、ぜひ御参加ください。
11月7日(火)1学年、2学年それぞれに進路学習会を実施しました。
後期現場実習の様子のビデオを見て、自分に合っている(得意)と思う作業内容を考えたり、具体的な項目について自分がどの程度できているかを考えたりしました。また、反省会や評価表によるアドバイスを受けて、今後の学校生活での課題を意識することができました。
「どんどん情報を収集して、よく考えて、相談しながら準備をしていきましょう。」というキャリア支援部長からのエールに、生徒は力強くうなずいていました。
16日から始まった校内実習も4日目に突入しました。
生徒たちからは「疲れた」という発言も聞かれますが、その反面、 出来高数が増えてきたり、自分たちが梱包したフルーツキャップを確認したときに笑顔を浮かべたりするなど、達成感を味わいながら活動に取り組んでいます。
また、実習を通して、時間を守ることや効率的に作業するための方法を工夫するなど、働くために大切な力を高めることができています。
もうすぐ折り返し地点です。体調管理に気をつけて頑張りましょう!