福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
2月26日(月)、高等部1年3組と2・3年3組の生徒5名で「3年生ありがとうの会」を行いました。今回の単元は、家庭「調理の基礎」と道徳「感謝」から簡単な調理をすることと感謝の気持ちを伝えることを目標にして進めてきました。
調理では、包丁や泡立て器などの用具を先生と一緒に正しく使いながら、フルーツヨーグルトを作ることができました。それぞれの役割を果たし、片付けまで協力しながら行うことができていました。
会の中では、調理したフルーツヨーグルトを食べながら、これまでの学習の様子を振り返り懐かしむ姿やレクリエーションをしてみんなで楽しむ姿、それぞれの生徒が自分なりの方法で「ありがとう。」を伝える姿が見られ、とても和やかな時間でした。
令和6年2月21日(水)に高等部の作業学習発表会を行いました。
この1年間の学習のまとめとして、アクティブサービス班、クリエイティブサービス班それぞれが、学習内容、成果と今後の課題を発表しました。
発表会では「相手に伝えるために話し方や表現方法を工夫する。」ことや「発表の準備や練習を通して自分の成長に気付くこと。」を目標としました。
互いの発表を聞きながらメモをしたり、相手の頑張りに拍手を送ったりする生徒の様子が見られました。「互いの成長を感じ、次の目標に気持ちを向ける。」機会になったようで、生徒一人一人の達成感に満ちた表情が印象的でした。
2月14日(水)高等部の3年生を送る会を行いました。新生徒会会長から「今までの感謝の気持ちを最大限にという気持ちで盛り上げます。」というあいさつがあり、そのあいさつ通り、3年生に喜んでもらえるように、思い出に残るようにと1,2年生それぞれの学年でクイズ、ダンス、ゲームなど準備したものを披露して一緒に楽しい時間を過ごしました。3年生から、お礼に「今までありがとう」というメッセージをもらい、感動と寂しさで涙ぐむ在校生もいました。心温まる3年生を送る会となりました。
令和6年2月2日(金)本校にて、高等部3学年の企業就労希望生徒を対象に、職業講話を行いました。
講師として福島公共職業安定所 専門援助部門様にいらしていただきました。「就職目前!職業ガイダンス」と題して、「長く働くために大切なこと」や「職場でのルールやマナー」などについて、生徒たちとやりとりを交えながらお話していただきました。4月に就職を控えた生徒たちは真剣に話を聞き、問いかけによく考え、自分の言葉で答える姿が見られました。
就職に向けて心配だったことについても聞くことができ、生徒たちからは「働く意欲を持ち続けられるように心身の健康に気を配るようにする。」「積極的、肯定的、協力的に自ら進んで対応したい。」など前向きな感想が寄せられました。
2月8日(木)に高等部3年生を対象に身だしなみ講座を実施しました。
保原美容組合より5名の方に講師として来校していただきました。
今回の講座では、実際に洗顔やメイク、ヘアセットなどの体験を通して、身だしなみのポイントを教えていただきました。
3週間後の卒業式を控え、社会人となる3年生。社会人にとって身だしなみを整えることは大切なことです。今回学んだことを今後の生活でも実践してほしいと思います。
講師の皆様、今回は貴重な体験をさせていただきにありがとうございました。
1月30日(火)「総合的な探究の時間」のまとめ・表現の場として、報告会が行われました。報告会に向けて、それぞれの学年で設定した課題に向き合い、情報収集したり、集めた情報を整理したりしながら1年間取り組んできました。
報告会では、生徒1人1人が相手に伝えようと、声の大きさや速さ、発表する姿勢などを意識しながら1年間探究したことを報告する姿が見られました。他学年の報告を聞き、Googleフォームで感想を記入し、生徒からは、「京都と大阪の歴史や、食文化、陶芸品などを詳しく知ることができ、良かったです。」「今まで気づかなかったが、こんなにも身近にあると改めて分かりました。」「自分たちの課題をきちんと発表出来ていて良かったと思います。」など自分の視野を広げられたコメントや他者の良さを評価するコメントなどが多くありました。
集約した回答を活用しながら、最後のまとめの学習を行ってほしいと思います。報告会、お疲れさまでした!
【1学年の報告の様子】
【2学年の報告の様子】
【3学年の報告の様子】
【Googleフォーム記入の様子】
令和5年12月19日(火)に、令和5年度年金セミナーを開催しました。
昨年度に引き続き、東北福島年金事務所から2名の方に講師として来校していただき、公的年金の仕組みについて御説明をいただきました。
前半は高等部3年生を対象に分かりやすい資料を御準備いただき、丁寧に仕組みや申請の時期などについてお話をいただきました。
後半は、保護者対象に具体的な申請資料などを御呈示いただき、御説明をいただきました。
参加した保護者からは「分かりやすい資料と説明をしていただいたので、安心した。早めに準備をしていきたい。」「今後も毎年セミナーを開催してほしい。」との感想が聞かれました。
講師の皆様、ありがとうございました。
4月から総合的な探究の時間で、自己理解・他者理解について学習し、「みんなでみんなを思いやる、みんな笑顔の学習旅行」をテーマに11月10日(金)松島方面に学習旅行に行ってきました。テーマの通り、友達を思いやる姿や笑顔がたくさん見られた学習旅行となりました。
遊覧船では、少しひんやりとした海風を浴びて気持ちが良かったです。地図を見ながら船内アナウンスを聞いて島を探しました。
海の幸など美味しいものを味わってきました。
歴史班では、松島にゆかりのある伊達政宗の歴史館に行きました。ろう人形の表情の豊かさにびっくりしたり、顔出しパネルで政宗公になりきったりしました。
食班では、かまぼこ焼き体験をしました。膨れ上がるかまぼこから目が離せませんでした。
令和5年12月7日(木)に保原総合運動公園伊達市フットボール場にて高等部1~3年1.2組の体育の授業で「福島ユナイテッドFCサッカー教室」を体験しました。教えてくださったのは福島ユナイテッドFCの3名の指導者の方です。
体育の授業では、12月からサッカーを行っています。この日は人工芝のグラウンドで地域のプロサッカーチームの指導者のもと、実際に試合で使われるボールを使い、ドリブルやパス、シュート練習、そして最後に試合を体験することができました。青空の下、思いっきり体を動かす喜び、サッカーをする楽しさを味わうことができました。
サッカー教室後、体育の授業では、より積極的にボールを追いかける生徒が増えました。
令和5年12月12日に高等部2年生と3年生が進路に関する事業所見学を実施しました。
「福祉サービス事業所を利用するまでの流れを知る。」「相談支援の支援内容を知る。」「社会人のマナーやルールについて知る。」ことをねらいとして取り組みました。
「伊達市役所」では、障がい福祉係の担当者様と伊達市社会福祉協議会 相談支援事業所の担当者様から話をお聞きしました。福祉サービスを利用するまでの流れや相談支援事業所との契約などについて知り、実際の提出書類などを見ることで、一つずつ自分のこととして確認をして進めていかなければならないことを実感することができました。また、「すずらん工房」様では、社会人として必ず身に付けておいてほしいことなどを実例を交えながらお話いただきました。
今回の学習を、自分の進路を自分のこととしてよく考え、自己選択、自己決定することができる力に生かしていきたいと思います。
事業所の皆様、貴重な体験をさせていただきまして、本当にありがとうございました。