福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
高等部3学年では総合的な探究の時間における学習において、卒業後の生活を見据え、自分たちの住む伊達地域についての調べ学習を行っています。その学習の一環として11月29日、高等部3学年7名で伊達市役所防災危機管理課を訪問しました。防災危機管理課の担当の方から自分たちの住む伊達地域の災害や安全に生活するために必要なことなどについて分かりやすくお話をいただきました。生徒たちはお話をいただいた後に自分が疑問に思ったことを積極的に質問する姿が見られ、とても有意義な時間となりました。
伊達市役所防災危機管理課の皆様、本当にありがとうございました。
令和4年11月22日(火)に株式会社アンドテラス むすびカレッジの就労支援員 大月様に来校していただき、高等部生徒を対象に「第2回福祉サービスに関する学習会」を開催しました。
内容は「働くために必要なこと」を中心に話していただきました。具体的には、健康であるためにはどんなことに気を付けたら良いか、相手の気持ちを考える大切さなどで、生徒たちは、真剣な表情で話しを聞き、必要なことを書き取っていました。
また、グループワークでは、「身だしなみ」について、積極的に意見を出し合ったり、自ら発表者になったりする姿も見られました。
むすびカレッジ様、貴重なお話をお聞かせいただきまして本当にありがとうございました。
11月18日(金)に、双葉町の「原子力災害伝承館」といわき市の「アクアマリンふくしま」に行きました。
原子力災害伝承館では、東日本大震災や津波による原子力災害について、映像や展示物を見学したり、職員の方からの説明を聞いたりしました。被害を知り、防災について考える機会となりました。
高等部では、令和4年11月1日(火)に学年ごとに進路に関する学習会を実施しました。
1,2学年では、後期現場実習のビデオを視聴し、自分が興味をもった作業内容について考えました。また、実習先からアドバイスをいただいたことを知り、次年度に向けて気持ちを高めることができました。
3学年では、自分自身について考える機会としました。在学中に頑張ったことや自己PRについて考えたり、卒業後の生活で頑張りたいことなどを自分の言葉で表現したりしました。
11月4日(金)に高等部アクティブサービス班で保原総合公園に行き、第3回地域連携作業学習を行いました。今回はテニスコート近くにある男女トイレ清掃、遊具エリアの落ち葉集めを実施させていただきました。
トイレ清掃は、3回目ということで、生徒も清掃方法を覚え率先して清掃を行う姿が見られました。落ち葉集めでは、初めての作業内容でしたがシルバー人材センターの皆さんが丁寧に説明をして下さり、沢山の落ち葉を集めることができました。生徒が集めた落ち葉は、保原地域の農作業をされている方々の肥料として活用されます。
これから気温も一気に下がりますが、寒さに負けず元気に体を動かして清掃を行い、地域に貢献をしていきたいと思います。
10月11日(火)から10月21日(金)までの後期現場実習が終わり、10月24日(月)に、高等部全員で反省会を行いました。
はじめに、一人ずつ実習のめあてに対する反省を発表しました。「できたこと」と「これから頑張りたいこと」を自分でしっかりと考えて、自分の言葉で発表をすることができました。
その後、進路担当者の話を聞きながら、ワークシートを使って「現場実習の振り返り」と「今後に向けて」ということを考えていきました。具体的には、現場実習中に担当者から褒められたことを振り返ることで「自分が得意なことや長所」の発見につなげ、自己理解を深めました。
11月1日には学年ごとの進路学習会を予定しています。次年度や卒業後のことを自分で考える機会とします。
現場実習では、実習生を受け入れてくださった事業所の皆様、生徒のサポートをしてくださった保護者の皆様、御協力をいただき、大変ありがとうございました。
先日10月8日に行われた特別支援学校スポーツ大会の表彰を行いました。最初にスポーツ大会で戦う様子をまとめたスライドショーを高等部全員で鑑賞しました。その後、校長先生より賞状とトロフィー、そしてバスケット部メンバーそれぞれにメダルが授与されました。
ボッチャ競技、バスケットボール競技ともに改めて生徒たちの頑張りと輝きに大きな拍手が送られました。
そして、2年生の原大翔さんが、応援してくれた家族や先生方への感謝の言葉と今後の取組についての抱負を発表しました。
後期現場実習では、10月11日~1年生を中心に「喫茶グループ」「事務グループ」の2班で学習をしてきました。
実習8日目に当たる10月20日(木)に校内実習の成果の発表の場として、児童生徒や保護者を対象に、喫茶グループの実演会、事務グループの販売会と実演を行いました。
喫茶グループ「グリーンカフェ」では、コーヒーやジュースの提供を行いました。身につけた喫茶接遇の基本を基に、お客様の気持ちを考えながら、言葉遣いや動作に気を付けて接客をすることができました。お客様から「ありがとう。」や「おいしかったよ。」と声をかけていただき、生徒たちも達成感を感じる機会になりました。
事務グループでは、手作りのメモ帳を販売しました。事務作業に使用する道具の使い方を学んだり、同一規格の商品を製造しようとする意識を高めたりしながら、オリジナルのメモ帳を製作しました。たくさん並べたメモ帳が飛ぶように売れていき、お客様から「デザインがいい。」とか「しっかりと作られているね。」などの感想をお聞きすることができ、生徒たちに笑顔があふれていました。
後期現場実習も残り1日となりました。校内実習同様、校外実習の生徒たちもそれぞれの実習先で頑張っています。最終日も、自分の課題を意識しながら、自分の作業や活動に取り組んでほしいと思います。
令和4年10月8日(土)前日の雨もあがりすっきりとした青空の下
あづま総合運動公園を会場に第21回福島県特別支援学校スポーツ大会が行われました。
(※詳細は下記画像をクリックしてご覧ください。)
9月28日~30日の3日間、北海道方面に修学旅行に行ってまいりました。
初日の朝、わずかに雨は降りましたが、ほぼ3日間天候に恵まれ、友達や先生方との楽しい思い出をつくることできました。
初日は福島空港より新千歳空港に向けて飛び立ちました。
機内から地上を見ると「家が小さく見える!」「遠くの景色まで見える。」など、様々な感想を聞くことができました。
千歳水族館においては、遡上してきた鮭の姿に感動し、羊ヶ丘展望台ではクラーク博士像の下で記念撮影をし、北海道の広さを感じていました。
札幌ドームでのプロ野球観戦では、打球音や選手間のコミュニケーション、会場を埋め尽くした観客の大歓声を肌で感じ取ることができ、
生徒から「鳥肌が立った。」という感想を聞くことができました。
2日目は、札幌時計台、さっぽろテレビ塔を見学した後3つのグループに分かれて活動しました。
頂上の藻岩山展望台ではガスがかかってしまい、札幌の夜景を見ることはできませんでしたが、帰りのロープウェイの途中からは、
素晴らしい夜景を見ることができ、「うわー!きれい!」といった歓声が上がりました。
夕食は、本場のジンギスカンを堪能し、「おいしかった。」とすべての生徒から感想が聞かれました。
最終日は、白い恋人パークで、ハート型の白い恋人にチョコレートペンでデコレーションをする体験をしました。
直径14センチのクッキーに自分で考えたデザインを描いていました。
新千歳空港では家族に、友達に北海道のお土産をたくさん購入している姿が見られました。
この3日間の滞在中、生徒は見学や体験学習を通し、福島県と北海道との気候・風土・歴史、産業の違いを知ることができました。
10月7日(金)に来週から始まる後期産業現場等における実習に向けての激励会を行いました。
高等部31名の生徒全員が参加し、一人ずつ自分で考えた実習の目標を発表しました。その発表する姿は、6月の前期現場実習の時に較べると、大きく成長しており、はっきり、ゆっくりと話し、みんなに伝えようという気持ちが感じられました。
また、校長先生からの話を聞き、大事なことをメモする姿も多く見られました。
全体の激励会の後は、グループごとに分かれて、より具体的な話を聞いたり、最終確認をしたりしました。
10月11日(火)から21日(金)まで、1年生は校内実習(ソーシャルサービス班の喫茶グループと事務グループ)、2・3年生は校外での実習に取り組みます。
2週間後の生徒の姿が楽しみです。健康に気を付けて、実り多い現場実習にします。
高等部では月1回、「あいさつの日」を設けて、生徒会役員と有志数名が昇降口に立ち、登校してくる小学部の児童や中学部の生徒、保護者の方へ朝のあいさつをしています。
あいさつ運動は10月7日(金)で4回目となりました。回を重ねるごとに、生徒たちは自分から大きな声であいさつできるようになってきました。
10月11日(火)から始まる現場実習でも、自分から進んであいさつをしてくれることと思います。
9月2日に第10回特別支援学校作業技能大会(8月5日開催)の報告会を行いました。出場した生徒たちは校長先生より検定証や賞状を受け取り、一人一人感想を発表しました。
検定部門(ビルクリーニング部門・喫茶接遇サービス部門)に出場した生徒たちからは、「手順を覚えることが大変だったが、一生懸命やってよかった。」「最初は不安だったが、やればできると思えた。」「次、出ることができれば更に上の級を目指したい。」など作業技能大会を通しての成果を実感し、今後の学習への意欲を見せていました。
品評部門(手工芸製品部門・革工芸製品部門)の代表生徒からは「賞をもらうことができてうれしい。もっとよい製品をつくりたい。」「丁寧な作品づくりをしてきてよかった。賞を自信にして、お客様に喜ばれる製品を作りたい。」と受賞できたことを励みにしている姿が見られました。
(大会の様子は8月8日に掲載しています。)
令和4年9月12日(月)に「高等部進路ガイダンス」を開催しました。
福島公共職業安定所と県北障害者就業・生活支援センターから講師として3名の方にいらしていただきました。
当日は、生徒、教員、保護者合わせて約50名が参加し、「働く目的」や「仕事選びのヒント」「どんな仕事があるのか」「卒業後の支援機関」などについて話を聞きました。
生徒は大事なポイントを聞き取ってメモを取ったり、質問に挙手で答えたりしていました。
卒業後に対して不安な気持ちを感じていた生徒も、話を聞いて不安な気持ちが和らいだようでした。
講師の皆様、お忙しい中、御講話いただきましてありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
9月9日(金)に高等部アクティブサービス班で地域連携作業学習として、保原総合公園に行きトイレ清掃、保原大泉球場の草むしりを行いました。地域連携作業学習は2学期中7回実施します。今日は気温も高く暑い中での活動となりましたが、生徒一人ひとりが地域の一員として懸命に作業を行う姿が見られました。
活動の際には、初めて行う作業内容もありましたが、シルバー人材センターの皆さんの説明をよく聞き、地域の方と協力して取り組むことができました。今後も地域連携作業学習は続きますが、地域に貢献するという気持ちを持ってこれから頑張って欲しいと思います。
令和4年8月5日(金)に「第10回特別支援学校作業技大会」がビッグパレットふくしま他で開催されました。本校では<ビルクリーニング>部門のダスタークロス、テーブルクロスに4名、<喫茶接遇サービス>部門に1名が参加しました。
出場した生徒たちは、初出場の緊張の中、短い期間の練習にもかかわらず、日ごろの練習の成果を十二分に発揮してくれました。競技を終えた後に流した涙は、次へのステップとなることでしょう。
また、だて支援学校として初めて出品した<作業製品品評>部門。エントリーした3作品がすべて入賞を果たしました。生徒たちがこつこつと取り組んできた成果が評価されたことは、今後の製作活動の原動力となるでしょう。
<革工製品>部門 最優秀品質賞 「印鑑ケース」
<革工製品>部門 金賞 「桃型コインケース」
<手工芸製品>部門 銅賞 「だてな めがねケース」
7月14日(木)に第1回高等部進路学習会を行いました。学年ごとに現場実習のビデオを見たり、実習先からのアドバイスについて話を聞いたりすることで、進路に関する情報を得て自分の進路について考える機会としました。
進路担当の先生の話を聞きワークシートを使ってメモを取ることで、自分についてや自分の考えに気付く学習となりました。
【1学年】
【2学年】
【3学年】
令和4年7月5日(火)に株式会社アンドテラス むすびカレッジの代表取締役様と管理者様に来校していただき、高等部生徒を対象に「福祉サービスに関する学習会」を開催しました。
内容は「福祉サービスの違い」「ハローワークゲーム」を中心に話していただきました。
生徒たちは、キーワードを書き取ったり疑問点を質問したりしてメモをとりながら、進路に関する情報を得ることができました。
また、ハローワークゲームを通して、いろいろな職種を知ったり、互いの関心のあることを知ったりすることができました。
むすびカレッジ様、貴重なお話をお聞かせいただきまして本当にありがとうございました。
6月28日(水)・29日(木)に校内実習ソーシャルサービス班において、喫茶接遇実演会を行いました。今回は校内の小中学部の児童生徒や教員がお客様として来店してくれました。感想カードには「高等部の先輩の働く姿を真似していました。」「飲み物をつくるところがかっこよかった。」などたくさんのうれしい言葉をいただきました。
7月4日(月)には、前期現場実習反省会を行いました。校外実習、校内実習ともに生徒一人ひとりが設定した目標に向き合い、どのようなことが課題となるか、今後どのようなことに取り組んでいけばいいかを考えて発表しました。
校長先生からは「できたこともできなかったことも大切」、進路担当の先生からは「どんな自分になりたいか」という話をいただきました。進路学習だけでなく、今後の学習に生かしていきたいと思います。
6月23日(木)に保護者及び校内職員、24日(金)に学校内覧会にいらした外部のお客様に向けて、喫茶接遇実演会と作業製品販売会を実施しました。生徒が名前を考えた「グリーンカフェ」には開店前から並ぶ方がいらっしゃるほど盛況でした。
校内実習2週目も「グリーンカフェ」のオープンに向け、練習スタートです!
20日(月)から現場実習が始まりました。校内での実習では、ホテル福島グリーンパレス様から講師を招いて喫茶接遇講習会を行い、プロの心構え等を学びました。
「お客様に喜んでいただくために」あいさつ、手洗い、振る舞い等についての基礎を学ぶいい機会となりました。「グリーンカフェ」の実演会に向けて2週間、がんばります!
6月17日(金)2校時に前期現場実習激励会が行われました。6月20日(月)から2週間実施される前期現場実習に向けて、生徒一人一人が緊張しながらも、堂々と実習先と実習のめあてを発表しました。校長先生から激励を受け、がんばろうと気を引きしめている姿が見られました。
3校時は、校内実習、校外実習(企業、福祉)の3グループに分かれて、実習中の生活や情報の取り扱い、通勤についての留意点を確認しました。
この日は、校内実習の会場設営もあり、現場実習一色の一日となりました。
5月31日(火)2,3校時に、令和4年度高等部生徒会総会が行われました。先日行われた生徒会役員選挙で信任された役員の生徒たちにとってはじめての生徒会行事でした。総会に向けて、お昼休みなどを使って少ない時間で準備をし、実施しました。緊張しながらも役員として自覚をもち、生徒会年間活動計画や予算について議論したり各委員会の年間活動計画を発表したりしました。
高等部の生徒たちも「生徒会をみんなで作り上げよう」という気持ちのもと、全員が真剣な表情で参加し、生徒会の活動について考える貴重な時間となりました。
5月25日、令和元年度に大笹生支援学校を卒業された八巻拓道先輩と宮川華先輩に来校いただき卒業生の話を聞く会を実施いたしました。
2名の先輩からは現在の仕事内容から在学時の進路選択に関わること、就労後に大変だったこと、働くことの喜びややりがい、高等部在学中に身に付けてよかったことなど多様な内容を丁寧に答えていただきました。先輩の話を聞いた生徒たちからは、「いつも先生から言われていることを先輩たちが実践していたことを知り、自分もやってみようと思えた。」「先輩のように素直に注意を受けいれることができるようになりたい。」「将来に向けて、国語や数学の学習を一生懸命取り組みたい。」などの声が聞かれました。卒業生の話を聞くことで新たな目標を持つだけなく、普段の学習を深めるきっかけとなりました。
参加した保護者の方々からも、先輩の堂々とした姿に驚きや感動の声に加えて、「今の取り組みが将来へ繋がると感じた。」「小さなお手伝いから始めようと思う。」など児童生徒の将来へ結び付けようという感想が聞かれました。
2名の先輩方ならびに就労先のウエルシア薬局伊達保原店様、ベーシック憩様におかれましては貴重な機会をいただき本当にありがとうございました。
最後に参加した生徒を代表し、高等部1年1組佐藤里緒奈さんの感想を載せさていただきます。
私は将来、介護の仕事に就きたいと思っています。今回の卒業生の話を聞いて、これから頑張ろうと思ったことは3つあります。
1つ目は、先生の話を素直に聞くことです。私も、先輩のように先生の話を聞いて、自分を成長させていきたいと思いました。
2つ目は、元気なあいさつです。宮川先輩の話の中にあった元気な挨拶の大切さについての話がとても印象に残りました。私は、元気な挨拶が苦手ですが、先輩のように元気な挨拶を身に付けていけるように取り組んでいきます。
3つ目は普段の学習を頑張ることです。八巻先輩の話にあった清掃の話や宮川先輩の話の中にあった暗算の話などを聞いて、今学校で取り組んでいる国語や数学の勉強や作業学習が将来の仕事へ結び付くのだとわかりました。苦手なこともありますが、学校での勉強が将来の自分のためになると信じて、一生懸命がんばっていきたいと思います。
5月13日(金)2・3校時に生徒会立会演説会及び役員選挙が行われました。だて支援学校は今年度4月に開校したばかりなので、本来は1月に行われますが、この時期の実施になりました。短い準備期間ではありましたが、選挙管理委員を中心に力を合わせて滞りなく進めることができました。選挙の結果、生徒会長1名、副会長2名、庶務2名が信任されました。
5月16日(月)の生徒会役員任命式では、本田校長から任命書を授与され、「高等部のためにがんばりたい」と決意を新たにする姿が見られました。