福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
私たち中学部1年生8名は、9月15日、郡山ふれあい科学館スペースパークへ行ってきました。
目的地までの往復には、阿武隈急行と東北新幹線を利用しました。自分で運賃を支払うこと、自動改札機に切符を通すこと、エスカレーターを乗り降りすること…生徒によっては初めてづくしとなったようで、貴重な経験を積むことができました。
郡山ふれあい科学館スペースパークでは、展示ゾーンで宇宙に関する様々な展示物を見学しました。中には体験できる展示物もあり、興味深く過ごすことができました。また、宇宙劇場(プラネタリウム)では、「星座を見つけよう」の番組を観ました。惑星や星座に興味津々の生徒たちは、45分間食い入るように星空を眺め、解説員の方の話を聞くことができました。
お昼は郡山駅に移動し、1階のフードバザー(フードコート)で各自食べたいメニューを選んで友達とおしゃべりしながらおいしく食べました。生徒によってはお土産も購入し、終始充実した学習旅行を楽しむことができました。
中学部2年1組、3年3組の友達と一緒に行った夏祭りでは、「魚釣り」や「的あて」、「提灯」など自分たちで作成や準備をして、夏祭りを作りあげました。また、総合的な学習の時間で学習した保原町の「つつこ引き祭り」も取り入れながら楽しみました。
作業学習では、トマト、ピーマン、ナスなどの夏野菜を収穫をしました。甘くて美味しい夏野菜をたくさん採ることができ、とても嬉しそうでした。2学期も作業学習を頑張っていきたいと思います。
5月に生徒が丁寧に植えたミニトマト、きゅうりの苗が、夏の厳しい日差しの中で大きく育ち、
甘いトマト、みずみずしいきゅうりを実らせています。
バケツに手植えした苗も50センチメートル以上に育ちました。中干しも無事に終了し、
穂ばらみの時期となりました。2学期の始めの頃に穂の観察を行い、9月には稲刈りを行う予定です。
7月12日と7月14日の2日間、保原プールにて中学部水泳教室を行いました。
だて支援学校から保原プールまで片道500mほどを2日間全員で歩いて移動しました。
水泳教室の指導のために水泳連盟より栗山さんが来て下さり、プールの深さが違う2つのレーンを使って様々な指導を受けることができました。
息継ぎやバタ足の方法、さらにはバタフライや背泳ぎを教わっている生徒もいました。なによりも生徒達がとても楽しそうに水泳をしている姿が印象的でした。
2学期には、8月30日と9月1日に水泳教室を行う予定です。次回以降も事故や怪我なく終えられるように準備を進めていきたいと思います。
今年度の中学部の総合的な学習の時間のテーマは「地域の祭りについて調べよう~霊山太鼓・つつこ引き~」とし、「見る・調べる」、「(分からないことは)聞いてみる」、「(実際に)やってみる」、「まとめる・発表する」をキーワードに自分たちで本やタブレット端末を利用して調べ学習を行っています。「霊山太鼓」や「つつこ引き」だけでなく、学校の近くの神社の祭りや自分の住む町の祭りについて調べる生徒もいました。
6月には「つつこ引き」について保原町にある厳島神社禰宜の大宮様をお招きし、祭りの内容や歴史などをお聞きしました。お借りした「つつこ」のミニチュア版を実際に触ったり、DVDをみたりしたことをヒントに、「つつこ引き~だて支援学校バージョン~」の夏祭りを企画することができました。 大宮様、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
9月には「霊山太鼓」について、ゲストティーチャーをお招きして、歴史や太鼓の打ち方などの学習を深めていく予定です。