福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
生活単元学習「ウインターフェスティバル」の学習に取り組みました。冬は日照時間も短く、曇っている日も多いので、そんな日の暗さを利用して、「光」に注目した学習に挑戦しました。
中学部1.2年2組、2年3組の友達と一緒に、蛍光塗料やリース、スノード、カラーセロハンを使ってクリスマスツリーを作り、ブラックライトやミラーボールなど、様々な照明機器で照らし、「ボヤっとした光」「チカチカした光」など様々な光り方を楽しむことができました。中でもミラーボールで光るクリスマスツリーコーナーは大人気で、生徒たちみんながそのキラキラした光に魅了されていました。
中学部3年2組では、家庭科の学習で「パンチニードル」に取り組んでいます。パンチニードルとは専用のニードルに毛糸を通して、絵を描くようにステッチする手芸です。力の入れ具合や毛糸を引き抜く加減、毛糸の色や太さで風合いが変わり、個性あふれる作品になります。
はじめは簡単な図案から始めましたが、コツをつかんだ生徒は制作意欲と創造力がグングンあがり、自分の好きなマークやキャラクター、食べ物などを仕上げることができました。パンチニードルに取り組む集中力はとても素晴らしく、教室はまるでパンチニードル工房のようです。未来のパンチニードル作家たちの作品をご覧ください。
11月25日に開催する「だてっこみらいフェスティバル」に向けて意欲的に取り組んでいます。
1つ目は、「実行委員会での取り組み」です。中学部3年生としてフェスティバルを盛り上げたいという気持ちから、学級全員が委員になりました。定期的に行われる委員会に参加し、オープニングのVTR作りや、各学級への連絡、実行委員会としての企画の練習などに取り組みました。
2つ目は「中学部の発表に向けた取り組み」です。「地域の祭り」をテーマに、霊山太鼓を粘り強く練習したり、桑折町の御柱祭りや川俣シャモを表現するVTR作りでは、みんなで意見を出し合ったりしました。
3つ目は、「フェスティバルを成功させる取り組み」です。プログラムに使うテーマに沿ったイラストを考えて描いたり、太鼓を置く台を設計し、自分の力で作ったりしました。また、作業製品販売用の横断幕を役割分担して仕上げることができました。
今回の活動を通して、みんなで協力し、意見を出し合って作り上げる素晴らしさを実感しています。本番まであと少しですが、頑張っていきたいと思います。
中学部では11月1日(水)に総合的な学習の時間に伊達地方有功会・赤十字奉仕団の16名の皆さんと植栽活動を通じて交流学習を行いました。合計300ポットの色とりどりのパンジーやビオラの花苗を、本校のかがやき広場の花壇に植えることができました。
活動中には地域の方々と楽しくやりとりしながら苗を植えて交流することができ、大変有意義な時間となりました。
10月16日(月)~27日(金)までの10日間、中学部では校内実習を行いました。1年1組、2年1組、3年1組、3年2組では、フルーツコンテナ・パソコンラック製作の木工作業を中心に、保原総合公園での地域との交流清掃活動も行いました。
木工作業では、材料のやすり掛けや塗装、組み立てなどを行いました。電動ドリルやドライバー、かなづちなどを使った作業では、安全に気を付けながら取り組むことができました。
地域との交流清掃活動では、伊達市スポーツ振興公社様の御厚意で保原総合公園の野球場内の除草をさせていただきました。
また、1年2組、1・2年2組、2年3組、3年3組では生活単元学習で、「油取りパック」作りを行いました。