福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
2月21日(水)中学部の卒業生を送る会が行われました。
中学部からは11名の3年生が卒業となります。
在校生は卒業生に向けて、2択クイズとお祝いメッセージ動画を披露しました。また、手作りフォトフレームのプレゼントを贈りました。
卒業生からもお返しの創作動画とプレゼントが送られ在校生、卒業生共にとても嬉しそうな様子が見られました。
1・3年4組は、訪問学級です。週に3回、訪問授業やスクーリングを設定して学習しています。
①訪問授業の様子
「作ろう・触ろう」の学習では、色や形、感触や匂い等を感じながら「バスボム」等を作ったり、ブラシやスタンプを使って作品を描いたりしました。また、「見よう・聴こう」の学習では、様々な楽器を鳴らして音やリズムを感じたり、音楽や動画の鑑賞をしたりしています。好きなことや得意なことに沿って様々な活動に挑戦しています。
②スクーリング
スクーリングでは、学校へ登校して行事や合同学習に取り組んでいます。今年度は、合同学習「働くことについて知ろう」でアイスクリーム屋さんの活動をしたり、学習発表会「だてっこみらいフェスティバル」でステージ発表や作品展示に取り組んだりしました。その他にも、体調に応じて校外学習や学部行事にも参加し、友達と交流しながら学習しています。
1月30日(火)伊達市保原体育館にて行われた「伊達市立志式」に中学部2年生が参加しました。
日本古来の「元服」にちなんで、数え年の15歳となる中学2年生が子どもから大人へ成長したことを祝う社会的に重要な儀式です。
本校を代表して大友海翔さんが伊達市長より立志証書を授与されました。そして帰校後は本田校長より改めて1人ずつ立志証書が授与されました。
立春の時期、中学3年生への進級を前に、大人への自覚が深まった式となりました。
1月16日(火)、1年1組において令和5年度文化芸術による子供育成推進事業(芸術家の派遣事業)で、「琴のワークショップ」を行いました。講師の先生から、琴の弾き方についてわかりやすく教えていただいた後、『さくらさくら』に挑戦しました。初めての経験に目を輝かせ、集中して取り組む様子が見られました。講師の先生のすばらしい演奏も聴くことができ、和楽器に触れる良い機会となりました。琴は、引き続き学習していきます。ワークショップでの経験を音楽の学習に生かしていきたいと思います。
12月13日(水)に、本校中学部3年生と大笹生支援学校中学部3年生との交流及び共同学習を行いました。本校開校前は、一緒の学校で学習していた生徒たち。久しぶりの再会に最初から笑顔がいっぱいの交流会となりました。互いの学習の様子を話したり、ターゲットボッチャをしたりと楽しいひと時を過ごすことができました。
「おわりの会」では、「わくわくした。」「楽しかった。」と感想を発表し、これから控えている受験に向けて、お互いにエールを送り合いました。「またあいたいな…。」「さみしいな…。」と言いながら、大笹生支援学校のバスが見えなくなるまで、手を振り続けた生徒たちでした。今後も手紙やビデオレターのやりとりを通して、交流を深めていきたいと思います。
生活単元学習「ウインターフェスティバル」の学習に取り組みました。冬は日照時間も短く、曇っている日も多いので、そんな日の暗さを利用して、「光」に注目した学習に挑戦しました。
中学部1.2年2組、2年3組の友達と一緒に、蛍光塗料やリース、スノード、カラーセロハンを使ってクリスマスツリーを作り、ブラックライトやミラーボールなど、様々な照明機器で照らし、「ボヤっとした光」「チカチカした光」など様々な光り方を楽しむことができました。中でもミラーボールで光るクリスマスツリーコーナーは大人気で、生徒たちみんながそのキラキラした光に魅了されていました。
中学部3年2組では、家庭科の学習で「パンチニードル」に取り組んでいます。パンチニードルとは専用のニードルに毛糸を通して、絵を描くようにステッチする手芸です。力の入れ具合や毛糸を引き抜く加減、毛糸の色や太さで風合いが変わり、個性あふれる作品になります。
はじめは簡単な図案から始めましたが、コツをつかんだ生徒は制作意欲と創造力がグングンあがり、自分の好きなマークやキャラクター、食べ物などを仕上げることができました。パンチニードルに取り組む集中力はとても素晴らしく、教室はまるでパンチニードル工房のようです。未来のパンチニードル作家たちの作品をご覧ください。
11月25日に開催する「だてっこみらいフェスティバル」に向けて意欲的に取り組んでいます。
1つ目は、「実行委員会での取り組み」です。中学部3年生としてフェスティバルを盛り上げたいという気持ちから、学級全員が委員になりました。定期的に行われる委員会に参加し、オープニングのVTR作りや、各学級への連絡、実行委員会としての企画の練習などに取り組みました。
2つ目は「中学部の発表に向けた取り組み」です。「地域の祭り」をテーマに、霊山太鼓を粘り強く練習したり、桑折町の御柱祭りや川俣シャモを表現するVTR作りでは、みんなで意見を出し合ったりしました。
3つ目は、「フェスティバルを成功させる取り組み」です。プログラムに使うテーマに沿ったイラストを考えて描いたり、太鼓を置く台を設計し、自分の力で作ったりしました。また、作業製品販売用の横断幕を役割分担して仕上げることができました。
今回の活動を通して、みんなで協力し、意見を出し合って作り上げる素晴らしさを実感しています。本番まであと少しですが、頑張っていきたいと思います。
中学部では11月1日(水)に総合的な学習の時間に伊達地方有功会・赤十字奉仕団の16名の皆さんと植栽活動を通じて交流学習を行いました。合計300ポットの色とりどりのパンジーやビオラの花苗を、本校のかがやき広場の花壇に植えることができました。
活動中には地域の方々と楽しくやりとりしながら苗を植えて交流することができ、大変有意義な時間となりました。
10月16日(月)~27日(金)までの10日間、中学部では校内実習を行いました。1年1組、2年1組、3年1組、3年2組では、フルーツコンテナ・パソコンラック製作の木工作業を中心に、保原総合公園での地域との交流清掃活動も行いました。
木工作業では、材料のやすり掛けや塗装、組み立てなどを行いました。電動ドリルやドライバー、かなづちなどを使った作業では、安全に気を付けながら取り組むことができました。
地域との交流清掃活動では、伊達市スポーツ振興公社様の御厚意で保原総合公園の野球場内の除草をさせていただきました。
また、1年2組、1・2年2組、2年3組、3年3組では生活単元学習で、「油取りパック」作りを行いました。
9月29日(金)に事業所見学を行いました。今回は、社会福祉法人ひろせ福祉会工房ひろせ、社会福祉法人ひろせ福祉会生活介護事業所さくら、有限会社すずらん工房に2つのグループに分かれて、見学・体験を行ってきました。施設について生徒自身が見て、肌で感じることで「働くこと」のイメージを深めることができました。
また、振り返りを通して生徒から「校内実習を頑張りたい。」「自力通学を頑張りたい。」「パン作りをしてみたい。」「カフェをやってみたい。」など前向きの言葉が聞かれました。10月に行われる校内実習を頑張ろうという気持ちが高まりました。
9月27日に第2回学部集会を行い、今回は1年生が学習旅行、2年生が宿泊学習へ行ってきた感想をそれぞれ発表しました。1,2年生とも、楽しかった様子が伝わり、生徒たちから「いいな~」という声も聞こえてきました。発表の後は、みんなが楽しみにしていたボッチャ大会!今回も赤チーム、青チームにそれぞれ分かれて行いました。先攻後攻をじゃんけんで決め、青チームからの攻撃になりました。的を狙って全力で投げたり、応援したりチームが勝つために頑張りました。接戦の末勝ったのは青チーム!!学部主事から表彰状が授与されました。
中学部2年生は9月21・22日の2日間にわたり、国立磐梯青少年交流の家へ宿泊学習に行ってきました。
国立磐梯青少年交流の家では、自然散策や会津漆蒔絵体験など様々な学習に積極的に取り組みました。
1日目の夕食は野外炊飯を行い、カレーライスを作りました。薪を使って火起こしから始まり大きな釜での調理でしたが、事前学習で練習したこともあり、みんなで協力しながら美味しいカレーライスを作ることができました。
天候は小雨が降ることもありましたが予定通り野外で活動でき、大自然の中で有意義な時間を過ごすことができました。生徒にとっては初めての宿泊学習で、不安を感じる部分もありましたが、来年の修学旅行へ向けてとても貴重な経験となりました。
私たち中学部1年生8名は、9月15日、郡山ふれあい科学館スペースパークへ行ってきました。
目的地までの往復には、阿武隈急行と東北新幹線を利用しました。自分で運賃を支払うこと、自動改札機に切符を通すこと、エスカレーターを乗り降りすること…生徒によっては初めてづくしとなったようで、貴重な経験を積むことができました。
郡山ふれあい科学館スペースパークでは、展示ゾーンで宇宙に関する様々な展示物を見学しました。中には体験できる展示物もあり、興味深く過ごすことができました。また、宇宙劇場(プラネタリウム)では、「星座を見つけよう」の番組を観ました。惑星や星座に興味津々の生徒たちは、45分間食い入るように星空を眺め、解説員の方の話を聞くことができました。
お昼は郡山駅に移動し、1階のフードバザー(フードコート)で各自食べたいメニューを選んで友達とおしゃべりしながらおいしく食べました。生徒によってはお土産も購入し、終始充実した学習旅行を楽しむことができました。
5月に生徒が丁寧に植えたミニトマト、きゅうりの苗が、夏の厳しい日差しの中で大きく育ち、
甘いトマト、みずみずしいきゅうりを実らせています。
バケツに手植えした苗も50センチメートル以上に育ちました。中干しも無事に終了し、
穂ばらみの時期となりました。2学期の始めの頃に穂の観察を行い、9月には稲刈りを行う予定です。
7月12日と7月14日の2日間、保原プールにて中学部水泳教室を行いました。
だて支援学校から保原プールまで片道500mほどを2日間全員で歩いて移動しました。
水泳教室の指導のために水泳連盟より栗山さんが来て下さり、プールの深さが違う2つのレーンを使って様々な指導を受けることができました。
息継ぎやバタ足の方法、さらにはバタフライや背泳ぎを教わっている生徒もいました。なによりも生徒達がとても楽しそうに水泳をしている姿が印象的でした。
2学期には、8月30日と9月1日に水泳教室を行う予定です。次回以降も事故や怪我なく終えられるように準備を進めていきたいと思います。
今年度の中学部の総合的な学習の時間のテーマは「地域の祭りについて調べよう~霊山太鼓・つつこ引き~」とし、「見る・調べる」、「(分からないことは)聞いてみる」、「(実際に)やってみる」、「まとめる・発表する」をキーワードに自分たちで本やタブレット端末を利用して調べ学習を行っています。「霊山太鼓」や「つつこ引き」だけでなく、学校の近くの神社の祭りや自分の住む町の祭りについて調べる生徒もいました。
6月には「つつこ引き」について保原町にある厳島神社禰宜の大宮様をお招きし、祭りの内容や歴史などをお聞きしました。お借りした「つつこ」のミニチュア版を実際に触ったり、DVDをみたりしたことをヒントに、「つつこ引き~だて支援学校バージョン~」の夏祭りを企画することができました。 大宮様、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
9月には「霊山太鼓」について、ゲストティーチャーをお招きして、歴史や太鼓の打ち方などの学習を深めていく予定です。
7月4日(火)「福島県環境創造センター コミュタン福島」へ行きました。再生可能エネルギーと地形の関係について砂場を使って体験したり、風のエネルギーを電気エネルギーに変える発電方法の実験に取り組んだりしました。実際に見て聞いて体験することを通して、身近にある再生可能エネルギーについて知ることができました。学習のあとは、「三春の里」での昼食、自然散策と充実した活動となりました。
『3日目~東京名所めぐり(バス車窓から)、すみだ水族館、ソラマチ~』
2泊3日お世話になった東京ベイ舞浜ホテルを出発し、車窓からレインボーブリッジ、歌舞伎座、皇居、雷門などを眺めながら東京スカイツリーへと移動しました。福島とは違った景色に釘付けの生徒たちでした。すみだ水族館ではカラフルな魚の動きに癒される人、ペンギンやチンアナゴのコミカルな動きに興味津々の人、それぞれの楽しみ方で時間を過ごしました。鼎泰豊(ディンタイフォン)での昼食を楽しんだ後は一路、福島へ。
学校には見送り同様、1.2年生からの「おかえりなさい」の横断幕や動画メッセージ、保護者の皆様、先生方の温かい出迎えの中、無事に帰ってくることができました。事前学習での調べ学習や校外学習で学んだ電車やホテルの利用の仕方を修学旅行に生かすことができ、素敵な思い出を作ることができました。
修学旅行にあたり、保護者の皆様をはじめ、関係機関の皆様の多大なる御協力のもと、無事に修学旅行を終えることができました。ありがとうございました。
『2日目 ~東京ディズニーランド~』
ディズニーランドでは、ハニーハントやイッツアスモールワールド、スプラッシュマウンテン、南国ハワイを感じさせるチキルームやスティッチエンカウンターなどを楽しみました。途中、雨に見舞われることがありましたが、生徒たちの喜びや興奮は冷めることなく、ポンチョを着てジャンボリーミッキーのショーを見てダンスをしたり、雨天時しか見ることができない貴重な夜のナイトフォーグロウのパレードを見たりして、最後まで満喫することができました。