福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
令和5年度の第1回保健委員会が7月13日(木)に行われました。
養護教諭より、今年度の健康診断の結果や本校の課題である肥満についての報告がありました。
意見交換会では、「健康課題である肥満を踏まえた取り組みについて」をテーマに話し合いました。
各学部からは、運動の取り組みの様子を、動画を交えながら紹介しました。また、給食の取り組みとして、栄養士からは、本校の児童生徒の
体格等に合わせて計算したエネルギー目標量で献立を作っているとの話がありました。保護者からは、家庭で肥満対策を行う難しさや偏食の悩
みも話題にあげられました。
学校医からは、肥満には丸飲みやよく噛んでいないという問題もあることや、本人に合わせた楽しい取り組み、肥満の子たちもやってみようと
思えるような内容の工夫があるとよいとの意見をいただきました。皆様からいただいた意見を踏まえながら取り組みを進めていきたいと思います。
7月8日(土)に、第1回授業参観を実施しました。今回は、小・中学部は体育的な学習の様子を見ていただけるよう、体育館や自立活動室、水治訓練室でグループごとに学習を行いました。また、高等部では、国語の学習を学級の枠を超えたグループで行っている様子を見ていただきました。授業の他にも、中学部の作業学習で育てた野菜の販売や、高等部での現場実習報告会といった、普段の学習成果を保護者の皆さんにお伝えする機会も設け、学校での取組の様子を知っていただくいい機会になったと思います。
お忙しいなか、たくさんの保護者の方々にご来校いただき、ありがとうございました。
6/2(金)奉仕作業終了後、全国特別支援学校知的障害教育PTA連合会から理解啓発事業で頂いた川上康則先生のDVDのセミナー上映会が行われ、保護者20名が参加しました。今回のテーマは、「子どもの行動の受け止め方(大人の心構え編)」。講師の川上先生は、初めに「子どもたちにとっての一番のごほうびは、笑顔と機嫌のよさをキープできる大人がいつもそこにいること。」とお話され、そういられるための心構えを詳しくお話しています。参加された保護者からは、「もう少し、子供に対しても大丈夫と安心できるようにしてあげたい。とても勉強になった。」「親が焦ってしまい、使命感にとらわれて、口うるさくなっていると自分で感じていたので今回のセミナーは大変反省した。子供を認めてあげて、親子でステップアップしていきたい。」「子どもに失敗しても何でもやり直せる場を作るという話も良かった。」との感想がありました。この他、ご感想の中には前向きな言葉がたくさん見られました。
6/2(金)保護者48名が参加し、奉仕作業が行われました。この日は朝から雨でしたが、奉仕作業を行う各教室には広めの軒先があり、ベランダが濡れていませんでしたので、予定通り校庭側の外側の窓掃除を行いました。保護者の皆さんの様子を見て、児童生徒は働くことや家事などの家庭での仕事に興味を示すきっかけになり、保護者の方に支えられて学校生活を送っていることを感じることができました。また、保護者の方と一緒に清掃する校長先生の動きを窓越しでまねて楽しんでいる生徒もいました。今年度は昨年度以上に保護者の方の連携により、大変効率的に進みました。予定していた校舎外の窓掃除に加え、校内の窓や普段の清掃では手の届かないスロープの柵、児童生徒の下駄箱まで丁寧に行って頂きました。
清掃後は見違えるようにきれいになり、近くにいた生徒からは「ありがとうと言いたい。」という言葉も聞かれました。御協力ありがとうございました。
令和5年度進路だより第1号ができあがりました。是非ともご覧ください。令和5年 HP進路だより第1号.pdf
6月6日(火)に、福島県退職教職員互助会公益事業として、長谷川ファミリーの皆さんをお迎えして芸術鑑賞教室「ほのぼのコンサート」が開催されました。ハープやバイオリン、チェロ等の演奏やバレエの踊りを観て、本物の音楽を感じることができました。また、観るだけでなく、歌に関するクイズやバレエ体験の時間もあり、芸術を身近に体感できました。全校で「Tomorrow」を一緒に歌った際には、元気な声が体育館に響き渡り、音楽を通じて心と心がつながったと感じています。
素敵なコンサートを観せてくださった長谷川ファミリーの皆さん、貴重な機会を提供してくださった福島県退職教職員互助会様、ありがとうございました。
5月31日(水)に保原総合公園で行われた体験ブースに参加してきました。中学部、高等部の生徒、教員総勢65名が快晴の空の下、パラスポーツやニュースポーツに親しみました。
係の方に説明をしていただき、ブラインドサッカーやゴールボールに挑戦した生徒からは「周りがにぎやかで音が聞こえない。」や「手を叩いて知らせるのが難しい。」という感想が聞かれました。
また、モルック、ラダーゲッダーやペタンクなどのニュースポーツに初めて触れる生徒が多く、熱中している様子が見られました。「ニュースポーツができて楽しかった。」という感想が多く聞かれました。
地域の方と交流する場面もあり、貴重な体験となりました。
5月14日(日)、21日(日)に第61回福島県障がい者スポーツ大会が、いわき市を会場に行われました。本校からは、14日に行われたフライングディスク競技(ディスリート5)に中学部から2名、高等部から3名、陸上競技では50m走、100m走、ソフトボール投げに中学部3名が出場しました。21日に行われたバスケットボールには、高等部男子バスケットボール部が出場しました。生徒たちは緊張の中練習の成果を発揮し、精一杯頑張って競技を終えることができました。保護者の皆様、会場までの送迎と応援ありがとうございました。
【結果】 ※3位以内の生徒にはメダルが授与されました。
〇フライングディスク競技(グループ内の順位)
・中学部3年1組森藤結衣さん:4位 ・中学部3年1組二階堂朋史君:1位 ・高等部1年2組鈴木啓介君:3位
・高等部2年1組髙橋大翔君:7位 ・高等部3年2組坂本好悠さん:2位
〇陸上競技
・50m走 中学部3年2組鴫原恒河君:1位 ・100m走 中学部3年1組小林歩夢君:2位 ・ソフトボール投げ 中学部3年1組折原桜汰君:3位
〇バスケットボール
・高等部男子バスケットボール部:優勝
校内の畑も整備が進み、いよいよ今年度の野菜栽培が始まりました。今年度は公益財団法人コメリ緑育成財団様からコメリ緑資金ボランティアの助成をいただき、コメリ保原店様のご協力のもとサツマイモの苗を、小・中学部それぞれに植えました。
いつもであれば「苗はまっすぐ植えること」と言われますが、サツマイモは寝かせて植えることがポイントとのこと。中学部ではコメリの方のご指導をいただきながら、丁寧に作業を進めました。また、小学部の児童も担任からのアドバイスを受けて苗植えに取り組みました。
これからはそれぞれに栽培と観察を進めていきます。どんなサツマイモができるのか、今から楽しみな様子です。
小・中学部の児童生徒を対象として、伊達警察署の署員の方を講師にお招きし、「交通安全教室」を5月19日に実施しました。交通事故防止の講話やDVD視聴の後、署員の方と一緒に近くの道路を歩き、安全な歩道の歩き方や横断の仕方を指導していただきました。帰校後は、パトカーの車内を見学させてもらい、興味津々の様子でした。
学校周辺はもちろん、普段過ごしている自宅の周りでも気をつけなければなりません。常日頃から交通安全には気を配ることの大切さを実感した教室となりました。