福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
令和6年9月18日(水)に高等部生徒が校外実習等でお世話になっている企業の皆様や、支援機関の皆様に御来校いただき、高等部の作業学習の様子を見学していただきました。また、意見交換会として企業就労に向けて必要な力や支援体制などについて参加者の皆様から御意見をいただきました。
作業学習の見学では、アクティブサービス班では、ビルクリーニングのデモンストレーションや窓ふき等の清掃の様子を御覧いただきました。クリエイティブサービス班では、製作内容について生徒が説明をした後、製作の様子を御覧頂き、生徒たちに質問等で声をかけていただいたり、生徒がお教えしながら製作体験をしていただいたりしました。また、休憩時間にはコーヒー提供を通し、喫茶接遇の学習の成果を発表させていただきました。
意見交換会では、雇用する際に重視することとして「就労意欲があり、素直に話を聞くことができる。」「最後まであきらめずにやり抜くことができること。」など、具体的に御助言をいただきました。また、長く働くために必要なこととして「心身共に健康であること。そのためには家庭の協力が不可欠である。」「安定して働くためには、支援機関との連携と、学校や家庭との情報の共有も大切である。」などの御意見をいただきました。
生徒一人一人の可能性を広げられるように、今回いただきました御助言を教員で共有し、学習活動の中で生かしていきたいと考えています。 参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。
今年度も、福島公共職業安定所様と県北障害者就業・生活支援センター様に講師としてお越しいただきました。各機関の仕組み、働くために必要な力などについて分かりやすく、お話をいただきました。参加した生徒たちからは、「苦手なことには配慮してもらえますか。」「衣食住についての相談もありますか。」などたくさんの質問がでて、一つ一つ丁寧にお答えいただきました。また、参加していただいた保護者様からは「働く目的や進路について本人と一緒に考えていきたい。」「困った時に相談できる機関があることは親としてありがたい。」という感想が寄せられました。
講師の皆様ありがとうございました。
9月6日、地域連携作業学習第1回を実施しました。
今年度は保原総合公園様、簡易宿泊所とまっぺ様、伊達市役所様にご協力をいただき3箇所、全5回を予定しています。
今年度は働く上での、貢献、協力、達成感をキーワードに学習を展開しています。
第1回を終えた生徒たちからは、「使ってもらう人のことを考えて清掃することが貢献に繋がる。」「協力するためには挨拶や報告が大切。」「一緒に働いてもらった人がとても楽しそうに働いていた。仕事を楽しむことが達成感に繋がる。」という言葉が聞かれ、とても深い学びに繋がったと感じました。本当にありがとうございました。
次回も、よろしくお願いします。
7月31日に行われた第12回福島県特別支援学校作業技能大会報告会を、8月30日に実施しました。出場した生徒たちの実際の映像を学部全員で見た後に、感想発表も行いました。出場した生徒たちからは「練習することでできないことができるようになることが分かった。」「チャレンジしたことで自信がついた。」「お家の人に応援に来てもらえてうれしかった。」という言葉が聞かれました。また、報告会を聞いた生徒たちは「来年は自分もチャレンジしたい。」という言葉が聞かれました。
8月29日(木)高等部始業式を行いました。暑さを考慮し体育館から視聴覚会議室に変更しました。校長先生は『パリオリンピック』や『高校野球』のスポーツ選手の試合に対するあきらめない気持ちやチームワークで事をやり遂げることの大切さ、2学期の行事や進路実現に向けて真剣に取り組むことの大切さについて話されました。また、学部代表の生徒による「2学期の抱負」では、だてっこみらいフェスティバルや後期産業現場等における現場実習に積極的に参加することを力強く発表することができました。