福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
7月12日(水)に伊達市自立支援協議会就労支援部会の福祉事業所製品販売会で、本校高等部の作業製品を販売する機会をいただきました。
今回は、高等部を代表して3年生4名が販売をしました。
販売した製品は、クリエイティブサービス班の手工芸品とアクティブサービス班の花苗です。一般の方を対象に販売するのは、だて支援学校が開校してから初めての機会でした。市役所に来所した方々から製品について聞かれて、自分の言葉で一生懸命に説明する姿が見られました。
今回の経験を高等部生徒で共有し、生徒たちの「働く喜び」や「働く意欲」につなげ、さらに、地域の中で活躍できる人材育成につなげていきたいと思います。
関係者の皆様、貴重な経験をいただきましてありがとうございました。
今年度初めての行事となる「第1回スポーツ大会」が開かれました。1,2,3学年問わず紅白に分かれてチーム対抗で行う競技、好きな球技を選択して行う競技、部活動紹介など多くのスポーツに触れ合う形で行われました。
チーム対抗の競技では、学校にまつわる〇✕クイズ、難易度を変えた紅白玉入れ、ボールの大きさや運ぶアイテムを変えたボール運びリレー、ボッチャ、ダンスは全員で参加し、生徒たちは、どの競技も張り切って楽しんで参戦していました。また、同じチームの人を懸命に応援する姿も随所で見られチームの一体感が感じられました。
選択競技では、好きな球技を選択して先生方相手に楽しみながら本気で対戦していました。風船バレーやパラバルーンの活動でも、みんなが笑顔で身体全体を使って動いていました。
参観していた保護者の方からは、「先生も生徒もみんなが楽しんでいて、見ている方も楽しい気持ちになりました」「生徒たちが生き生きとスポーツを楽しんでいたと感じました」という感想をいただきました。
6月に終了した前期産業現場等における実習の様子を見たり、実習先からのアドバイスについて話を聞いたりすることで、進路に関する情報を得たり、自分の進路について考えたりする機会とするために企画しました。
学年が上がるにしたがい、「自分の進路を決めるのは自分」という思いを強く持っていることが感じられました。
ワークシートに取り組みながらの50分では、時間が足りないほど、充実した会になりました。
この学習会で学んだことが、後期産業現場等における実習につながることを信じています。
【1学年】
【2学年】
【3学年】
7月7日(金)、八巻興業株式会社清掃部長人見竜太様に御来校いただきビルクリーニング講習会を実施いたしました。生徒たちは、8月4日に開催される第11回特別支援学校作業技能大会ビルクリーニング部門に出場します。目標とする級の取得を目指し、自分で分からないことを質問したり、休み時間も自ら練習したりするなど真剣に受講していました。
6月19日(月)から30日(金)までの前期現場実習が終わり、7月3日(月)全員で反省会を行いました。
まず、実習の目標に対しての反省を一人一人発表しました。「できたこと」だけではなく、これからの課題についても、自分の考えをしっかり発表することができました。
次に、キャリア支援部長の話を聞きながら、ワークシートに取り組み、実習で取り組んだ作業内容や心がけたことなどを振り返りました。
また、今回の作業内容は自分に向いていたかなど自己理解を深めたり、どんな作業がしたいかなど考えたりしました。
7月13日(木)の進路学習会ではさらに学年ごとに学びを深めたいと思います。
現場実習では、実習生を受け入れてくださった事業所の皆様、生徒のサポートをしてくださった保護者の皆様、御協力をいただき、大変ありがとうございました。
校内実習中、ソーシャルサービス班では、4回の喫茶実演会を実施しました。1回目の教員向けではテイクアウトも行いました。2・3回目は小学部中学部の児童生徒が来店し、全9席、毎回満席になるほどの盛況ぶりでした。4回目は保護者を迎え、また違った緊張感の中で実演会を終了しました。
喫茶のネーミングから、メニュー表、看板まで生徒の意見を取り入れ、手作りしました。無料の「ささやかなエール」「スマイル」の注文も殺到しました。
「エールがうれしかったです。」「接客、言葉づかいが丁寧でよかったです。」「姿勢と声の大きさが良かったです」等、たくさんの励ましの言葉をいただき、生徒の励みになり達成感にもつながりました。
生徒にとって、仕事をする大変さと喜びの両方を感じ取れた2週間でした。