福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
5月から生活単元学習で、生活に役立つものを作成しています。製品は、「グリセリンソープ」「新聞紙のエコバッグ」「アクリルたわし」です。今回はそのうち「グリセリンソープづくり」と「アクリルたわしづくり」についてご紹介します。
「グリセリンソープ」は、グリセリンソープの素を電子レンジで溶かし、そこにグリセリンソープ専用の染料とアロマオイルを入れて混ぜ、型に流して乾かし固まると完成です。この石けんは、手や体はもちろん、シンクなどの掃除にも使える優れものです。生徒たちは、自分で色や香りを選び、楽しそうに取り組んでいました。中には、職人のように凝ったデザインの石けんを作る生徒もいました。
「アクリルたわし」は、アクリル毛糸を様々な方法で編んだもので、食器やシンク、洗面台などを洗剤がなくてもきれいにできるたわしです。
今回は、厚紙や段ボールに二色の縦糸を通して交互に毛糸を編んでいく方法で作りました。色を二色にし「左からは○色」「右からは□色」というように視覚的な支援をしたことで自分で成功と失敗が確認できるようになり、集中して取り組むことができました。
グリセリンソープとアクリルたわしは、両方とも学校と家庭で使用しています。