福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
2年5組は訪問学級です。週に3回、ご家庭に訪問して授業を行っています。また、スクーリングという授業形態をとり、学校に来て授業を行っています。訪問学級の学習についてご紹介します。
①訪問授業の様子
「作ろう・触ろう」の学習では、手指を動かしてお花紙を破いたり、貼ったりして「紅葉」を描きました。
また、「見る」学習では、視線入力装置を使って「ぬり絵」に取り組んでいます。絵をよく見て、色を塗りたいところへ視線を動かし、合同学習で学んでいる「柿」を色塗りしました。
②スクーリング
スクーリングでは、行事や合同学習などに参加しています。7月は合同学習「夏祭り」、9月は学部行事「2学年学習旅行」を通して、校内の友達と一緒に様々な活動にチャレンジしました。
中学部2年3組は、男子2名の学級です。
新学期当初は、新しい校舎ということもあり、戸惑う様子も見られていましたが、現在はそれぞれの生徒がお気に入りの場所を見つけることができ、新しくできた だて支援学校 が大好きになりました。
生活単元学習「地域について知ろう」では伊達市の特産物である柿を使って柿渋作りに取り組んだり、作業学習では授業参観日に行われる販売会に向けて油とりパック作りに取り組んだりしています。様々な活動にチャレンジし、そして自ら進んで取り組めることがどんどん増えてきています。
10月11日(火)~21日(金)までの9日間、中学部では校内実習を行いました。1年1組、2年1組、2年2組、3年1組では、フルーツコンテナ製作の木工作業を中心に、校地内の除草作業や保原総合公園での地域との交流清掃作業などを行いました。
フルーツコンテナ製作では材料のやすり掛けや塗装、組み立てなどを行いました。電動ドリルやドライバー、サンダーなどを使った作業では、安全に気をつけながら取り組むことができました。
校地内の除草作業では、植栽の間に生えている雑草取りを行いましたが、集中して作業に取り組み、たくさんの草を取ることができました。
地域との交流清掃活動では、保原総合公園の落ち葉はきや、伊達市スポーツ振興公社様の御厚意で、野球場内の見学を兼ねた除草をさせていただきました。さらに、伊達市緑化推進事業でいただいた花の苗を、校地内に植える作業も行いました。
また、1年2組、2年3組、2・3年4組では生活単元学習で、「油取りパック」作りを行いました。
フルーツコンテナ作り
除草作業
伊達市緑化推進事業
地域との交流清掃作業
油取りパック作成
10月5日(水)に、第2回中学部学部集会を行いました。
今回は、「○○の秋」にちなんで、「スポーツの秋」ということで、ダンスとターゲットボッチャを行いました。
ダンスでは「EXダンス体操」と、今年度爆発的に流行した「キツネダンス」を踊りました。
みんなが思い思いに体を動かし、とても盛り上がりました。
ターゲットボッチャでは、1学期より全員投げ方や力加減を工夫したこともあり、高得点での大接戦になりました。
短い時間でしたが、全員でいい汗をかくことができました。
中学部1学年学習旅行で、南ヶ丘牧場と道の駅猪苗代へ行ってきました。
南ヶ丘牧場では、赤べこの絵付け体験とうさぎやヤギなどの小動物とのふれあいを、道の駅猪苗代では、おいしいお昼を食べてお土産を買ってきました。
初めての動物にえさをあげてドキドキしたり、お土産を何にしようか真剣に選んだりとそれぞれ楽しく活動するすることができました。
友だちと楽しい思い出をたくさん作ることができました。
中学部2学年学習旅行で、磐梯青少年交流の家へ行ってきました。
野外炊飯では、野菜の皮をむいたり、食べやすい大きさに切ったり、鍋で炒めたりと、友達と協力しながら作ることができました。
それぞれの班で完成したカレーは大成功で、いつもよりたくさん食べる生徒やおかわりをする生徒が見られました。
天候にも恵まれ、友達と楽しい思い出をたくさん作ることができました。
修学旅行でいわき方面「スパリゾートハワイアンズ」「アクマリンふくしま」「ワンダーファーム」で活動してきました。
授業で事前に調べたハワイアンズでの活動やアクアマリンふくしまの生き物、ワンダーファームのトマトの品種や特徴を確認したり、学校では味わえない体験に進んで挑戦したりしました。
天候にも恵まれ、友達や先生方との楽しい思い出ができました!
中学部1年1組です。男子5名の学級です。
入学当初は緊張した様子も見られましたが、中学部での生活にも慣れ、新しく始まった作業学習や上級生との学習、
朝のトレーニング等に意欲的に取り組んでいます。2学期も元気いっぱい頑張ります!
7月6日(水)・8日(金)・15日(金)の3日間、中学部3学級合同で夏祭りをしました!友達と協力しながら準備した的あて、金魚すくい、盆踊り、花火シアター、景品釣りゲームなどのイベントに夢中になっていました。楽しい雰囲気を感じ取って飛び入りで参加する児童もいて、とても盛り上がりました。
5月から生活単元学習で、生活に役立つものを作成しています。製品は、「グリセリンソープ」「新聞紙のエコバッグ」「アクリルたわし」です。今回はそのうち「グリセリンソープづくり」と「アクリルたわしづくり」についてご紹介します。
「グリセリンソープ」は、グリセリンソープの素を電子レンジで溶かし、そこにグリセリンソープ専用の染料とアロマオイルを入れて混ぜ、型に流して乾かし固まると完成です。この石けんは、手や体はもちろん、シンクなどの掃除にも使える優れものです。生徒たちは、自分で色や香りを選び、楽しそうに取り組んでいました。中には、職人のように凝ったデザインの石けんを作る生徒もいました。
「アクリルたわし」は、アクリル毛糸を様々な方法で編んだもので、食器やシンク、洗面台などを洗剤がなくてもきれいにできるたわしです。
今回は、厚紙や段ボールに二色の縦糸を通して交互に毛糸を編んでいく方法で作りました。色を二色にし「左からは○色」「右からは□色」というように視覚的な支援をしたことで自分で成功と失敗が確認できるようになり、集中して取り組むことができました。
グリセリンソープとアクリルたわしは、両方とも学校と家庭で使用しています。