福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
9月末をもって、今年度の水治訓練室での学習を終了しました。一人一人にたくさんの思い出ができた水治訓練になったと思います。今年度の感謝と、次年度気持ちよく活動できるように、との思いを込めて、放課後に教職員が水治訓練室の清掃作業を行いました。また来年、水治訓練が楽しくなるような授業を実施します。
9月30日(金)に医療的ケア専門研修が行われました。
公立藤田総合病院より宗像良多先生を講師にお招きし、「安全でおいしい食事を目指して」という演題で講演をしていただきました。
「摂食嚥下の仕組み」「誤嚥と誤嚥性肺炎」「摂食嚥下リハビリテーション」「楽しい食事とは」という内容のお話がありました。
子どもの嚥下機能はどのくらいできていて、どのような段階なのか捉えること、口唇閉鎖や手づかみ食べの大切さ、摂食時の姿勢を整えること、そして何より楽しい食事が大切で、楽しい食事は食べる意欲を引き出すなど日々の摂食で大切なことを学ぶ機会となりました。
9/2(金)奉仕作業終了後、進路座談会が行われ、保護者の方14名が参加しました。本校キャリア支援部より、高等部の生徒が6月に行った高等部産業現場実習等における実習についてのVTRを視聴し、校外実習の実習先や実施までの流れ等についての説明がありました。座談会では、実際に校外実習を経験した高等部2、3年生の保護者の方数名からお話を頂きました。段階的に実習の日数を増やしていったことやお子さんにあった作業内容を実習先で提供してもらえたことなどによりお子さんの成長を感じたことなどを聞いて、「まだ先のことかと思ったが、近い将来のこととして具体的に考えてみようと思う。」「全学部で色々な話が聞けることが心強い。」「もっと高等部生、卒業生、いろいろなお子さんの保護者の方の話を聞いてみたい」という前向きなご意見が多く寄せられました。引き続き、進路について不安なことや心配なことなどキャリア支援部や担任等中心にお話して頂ければと思います。なお、11月にキャリア支援部主催の保護者進路研修会もありますので、ぜひ御参加下さい。
9/2(金)だて支援学校開校以来初めてのPTA奉仕作業が行われました。コロナ禍ということで、当日は32名の参加となりましたが、当初の予定では、50名の保護者の方の参加希望があり、PTA活動への御協力のお気持ちを強く感じました。感謝いたします。
今年度は、特に校庭の工事で汚れのひどい各教室の外側の窓の掃除をお願いしました。参加していただいた保護者の方は、予想以上の汚れにびっくりしながらも、残暑の中、感染症対策をしながら何度もバケツの水を交換したり、窓掃除用のスクイージーを持参していただいたりするなど積極的に取り組んでいただきました。
清掃後は見違えるようにきれいになり、先生方からも「とってもきれいになった。」「助かりました。」という意見が聞かれました。御協力ありがとうございました。
9月6日(火)、保原赤十字奉仕団の方が21名いらっしゃいました。学校概要の説明の後は校舎内覧をされました。
皆様より、たくさんのタオルを寄贈していただきました。
また、「子どものために作られた学校だなあと思いました。」「子どももですが、保護者も安心して預けられると思いました。」などのお言葉もいただきました。
8月25日(木)霊山町在住の大橋様より絵本をいただきました。可愛らしい子猫が描かれた表紙に、子どもたちが興味をもち、絵本を手に取る様子が目に浮かびます。大橋様、ありがとうございました。
救急救命講習会が8月24日(水)に行われました。伊達地方消防組合中央消防署より消防署員の方に講師に来ていただき、救急時の
対応についての講習をしていただきました。
講習では、一つ一つの動きを確認しながら、胸骨圧迫をしたりAEDの使用の仕方をやってみたりしました。
実際にやってみることで、現場に遭遇したときに自分がどのように動けばいいかを参加者一人一人が考え、確かめることができました。
実際に119番をかけての訓練も行いました。
消防署員の方の電話越しでの指示を聞きながら訓練ができたのは、貴重な経験となりました。
7月28日(木)に「令和4年度 大笹生支援学校地域支援センターささっこ・だて支援学校地域支援センターだてっこ共催 特別支援教育研修セミナー」を開催いたしました。慶應義塾大学医学部小児科顧問であられます、渡辺 久子先生に「特別な支援を必要とする児童生徒の保護者が抱える問題と 子供の育ちを支える保護者支援」の演題で御講演をいただきました。先生は11年前の東日本大震災直後から福島県の子どもたちや保護者の心の支援にいち早く駆けつけて下さった方で、その支援は現在でも福島県の各地区に根付き継承されております。
講演では、特別な支援を必要とする子どもたちと、その保護者への心に寄り添う方策について、小児科の医師として長年子どもたちの治療にあたってこられた経験から導き出される沢山のアドバイスを頂戴することができました。また、現在の感染症対策下の社会情勢に影響される児童生徒の心のケアに通じる部分も多く感じることができました。
講演後のトークセッションでは、子どもへのかかわりや支援についての質問に対して、子どもや保護者に寄り添うあたたかい言葉に加え、支援に携わるものすべてを包み込み、ねぎらい、励ますことばもいただきました。参加した教員からは、「医学的な知見を得ることができ、子どもや保護者を見る視点が変わった」「トークセッションでいただいたアドバイスを実践してみたい」等といった感想が寄せられました。
新型コロナウィルス感染症の対策を講じた開催となったため、リモートでの聴講となりましたが、モニターに映し出された先生の熱い表情と、ユーモアを交えた語り口に、会場全体がぐっと引き込まれた様子が見られました。聴講する者の心に響く、有意義な研修となりました。
福島県教育委員会トップページのフォトニュースにて、だて支援学校が紹介されています。
開校式や児童生徒の学習の様子の写真も掲載されていますので、是非ご覧ください!
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