福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
本校では、医療機関、保健福祉、消防署、保護者と医療的ケアの支援体制を整備するために医療的ケアサポート会議を設置しています。
指導医の小林先生、伊達市教育委員会こども部ネウボラ推進課の髙橋様、伊達市消防組合中央消防署の渡邊様、保護者代表の方を交えた医療的ケアサポート会議を8月24日に行いました。
協議では、「保健・医療・福祉関係機関利用における支援体制や情報提供について」や「緊急時の対応について」をテーマに、各機関からの話や現在の対応の状況等、情報の共有がなされました。
8月25日(金)に、小・中学部の始業式を行い、第二学期がスタートしました。式の中で本田校長からは、「暑さが続いているので、体調管理には十分注意すること」「二学期は自分から挑戦することをがんばってほしい」といったことが話されました。また、各学部の代表児童生徒が、夏休みの思い出や二学期にがんばることをそれぞれに考え、発表しました。
暑さが厳しいため学部ごとに会場を分け、リモートでつないでの始業式となりましたが、しっかりと話を聞いている様子からは、「二学期もがんばるぞ」、という意気込みが感じられます。充実した夏休みを過ごし、一回りたくましく成長した児童生徒たち。遠足・宿泊学習・修学旅行といった校外での学習や、学校初の学校祭「だてっこみらいフェスティバル」など、大きな行事を経験することで、二学期もさらに成長していくことを期待しています。
伊達警察署のスクールサポーターを講師にお招きし、不審者が来た時にどのようにして児童生徒や自分自身を守るかについて、研修しました。不審者の動きの実演を見たり、どのように対応するのかグループで体験したり、不審者の心理を教えて頂いたりして、貴重で有意義な研修となりました。
7月27日(木)に医療的ケア専門研修を行いました。
本校の学校医であるファミリー歯科クリニック院長の田原充先生を講師にお招きし、「重症心身障がい児・者の口腔衛生・口腔ケア」という演題で講義をしていただきました。
口腔内は細菌が多く隠れやすい場所であること、口腔内を手入れしておくことで誤嚥性肺炎などを起こしても重症化しにくくなるなどお話がありました。口腔ケアの目的は、口腔機能の維持、口腔疾患の予防、誤嚥性肺炎の予防、QOLの向上があげられるとのことでした。
医療的ケア児や肢体不自由児の口腔ケアを行う体位や配慮する視点、実践の仕方についてもお話いただきました。また、喀痰吸引を必要とする子のケアを行うための特殊な歯ブラシやスポンジもご紹介いただきました。
研修を通し、口腔ケア行うことの重要性を学ぶことができました。口を健康にして体の健康につなげていけるようにしていきたいと思います。
救急救命講習会を7月26日(水)に行いました。
伊達地方消防組合中央消防署より消防署員の方に講師に来ていただき、救急時の対応についての講習をしていただきました。
講習では、胸骨圧迫やAEDの使用について、実践を交えながらお話いただきました。
消防署員の方から、「脳を守るために処置を行う」との話を伺い、救急隊員が来るまでにその場にいる者が応急手当を行うことの重要性を改めて知ることができました。