福島県立だて支援学校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が通学する特別支援学校です。
「同じ地域の小学生と共に学ぶ機会を」とのねらいから、昨年度より始まった伊達市立大田小学校との交流及び共同学習。今年度最初の学習は6月21日(金)に本校で行われました。大田小から5年生が来校し、本校の3~5年生と一緒に活動を行いました。
体育館でグループに分かれて自己紹介をした後、学校探検を行いました。初めは緊張していた様子でしたが、協力して校舎内にあるキーワードを探しているうちに打ち解け、体育館に戻ってから一緒に合言葉を完成させました。最後に全員で手話を交えながら『虹』を歌いました。ともに学ぶことで、新しい気付きをお互いに得ることができたと思います。
今年度も、大田小との交流及び共同学習をあと2回計画しており、子どもたちも次に会えるのを楽しみにしています。
小学部では、5月後半から地域に出かけて学ぶ機会が多くなってきました。学年によって、校内の教室や仕事を学ぶ「学校探検」から、学校周辺の施設や店舗を実際に訪れる「町探検」へと視点を広げていき、高学年では学校のある伊達市保原町全体に目を向けて、電車や店舗を利用することを通して地域について学びを深めています。自分たちが生活している地域を知り、地域社会の一員として生きる、という実感につながることを期待しています。
4月24日(木)に「入学おめでとう会」がありました。6年生が司会進行をしながら、転入学生が自己紹介をしたり、みんなで作ったプレゼントを渡したりしました。また、みんなでエビカニクスのダンスを踊ったり、バルーンで遊んだりしました。楽しく、仲良く活動することができました。
入学式から1週間がたち、小学部では1年生の給食が始まりました。だて支援学校に入学し、新しい友達や先生と食べる初めての給食。身支度や準備、給食の約束など慣れないこともたくさんありましたが、担任の話を聞きながら、給食の時間を進めることができました。おいしい給食をいっぱい食べて、満足げな表情が教室中に広がりました。
たった1週間で、1年生の表情や姿がすっかり小学生らしくなってきました。たくさんのお兄さん・お姉さんに優しく見守られ、元気に学校生活を送っています。
高等部卒業式を終え、少しさみしくなった校内。3月15日には、小・中学部の卒業式が行われます。卒業式を目前にし、小学部では6年生への感謝や励ましの気持ちが表れた掲示物や作品が、校内にたくさん見られるようになりました。6年生の教室には同級生の似顔絵が飾られ、友達との絆の深さを感じます。
もうすぐ卒業式。みんなの思いが込められた一日になりそうです。